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活気と熱気と商売気に圧倒された最終地【モロッコほぼ一周旅#4|Marrakech】

2023年3月 モロッコほぼ一周旅 - day5


3月上旬にモロッコを訪れてから早いもので2ヶ月が経過した。学生最後のお休みを使い切っても書ききれなかったモロッコ旅行記、いよいよ最後の日。既に鮮明さが失われつつある記憶を引っ張り起こす。たった2ヶ月前なのに、楽しかったあの旅行がもう懐かしい。


朝ごはん

実は結構記憶に残っている、モロッコでの朝ごはん。海外旅行はもっぱら節約旅、朝ごはんなんて軽く済ませることがほとんどだったので、毎日ちゃんとサーブされる朝食は存在自体が新鮮だった。食事付きは嬉しいし、ホテルやリヤドで観光客向けにアレンジされた「その土地らしいもの」を食べるのは楽しかった。

ジャムの出し方すら新鮮。かわいくない?
つやっつやの蜂蜜、その奥のバターも美味しかった

車移動

活動時間の半分は移動だったのに。5日間同じ車に乗り続けて、スマホも使えず、窓の外を眺め続けたのに。見たことない景色に、飽きることなんてなかったんだから。

開いてるけど?
地層。一面の茶色の向こうには雪が残る山肌が見える。
茶色いなあ
この1枚で気になるところが多すぎる
唐突な雪。さっきまで砂漠にいたのに。

レンズ越しの世界

カメラ越しにみると、知ってる世界も知らない世界に見えるし、知らない世界はもっと新鮮さを増して見える。現地の日常のふとした瞬間が、観光客にとっては全く面白いものに見えるんだから。
カメラ好きを気取らなくたって、写真は間違いなく面白い。

カメラを向けると金を請求されるということを痛感した土地でもある笑

請求の瞬間が取れた奇跡の一枚(ぼけぼけだけど)

アルガンオイル

モロッコの南西部のみに生育するアルガンツリーの実から採れるオイル。つまり、アルガンオイルってモロッコでしか産出されない。そんな貴重さをいい意味で裏切るみたいに煩雑に(ここはモロッコということを考えればまあ丁寧に)並べられる数々のオイル。高まる購買意欲。

これまた、まるで貴重なものじゃないみたいだけど、現地のおばさん方によるアルガンオイル産出の様子。

日本語の説明書まであるのに、日本円も使えるのに、こんなに徹底して日本人観光客に対応しているのに、なぜかカード払いは使えないという衝撃。

手持ちの現金がない。カードは使えない。でも買いたい、爆買いしたい。そんな欲求に負けて、ドライバーのおじさんにキャッシュを借りにいくという暴挙に出た私たち。おじさんが優しいのをいいことに、現金を持っていない事実なんて忘れてテスターを試しまくる私たち。その都合の良さに、我ながら、今更、呆れる。
仕方ない。現金持ってないって言ってるのに次々にオイルを激推ししてくるおばさま方の商売っ気に負けただけ。

並べられた数々のテスター
これは食用って説明しながらパンまで出すんだから
ラベルの斜めり具合に感じる純ハンドメイド
買ってから気づいたんだけど、オイルをスプレーに詰めるのって反則じゃない?

マラケシュ

降り立ったその瞬間にわかる、人の多さ。圧倒的活気。そして暑い。

交通量。人。
ジュースが飲みたくなる気温
決して田舎ではないその場所を堂々と通るリヤカー
航空会社のTシャツって初めて見たんだけども、笑
でっかい主食パン
甘かったやつ
壁一面の商品と、行き交う人々
色も模様もかわいいお皿たち
アラジンの世界
 フォトスポットで「ここで写真撮りなよ!」って言われる居心地の悪さったらもう
日陰にほっとした屋上テラスのレストラン
モロッコはご飯が美味しかった(n回目)

マドラサ

若干カオスな市街地の中に突如現れた有料観光地。
総じて、幾何学模様が美しかった。

お土産

ぼったくられる自信があったので、値段が書いてある場所でしか買わないと決めていたマラケシュでのお土産探し。どこで使うの?って言いながら、そんなこと考えたらおしまいだと笑いながら、日本まで持ち帰ったお土産たち。普段使いには少々派手だし実用性に欠ける品々は、結局部屋の棚にひっそりと飾られているわけだけど。

ネットさえあればどこにいても世界中のいいものが手に入るような暮らしの中で、百円ちょっとで買ったキーホルダーが肩身狭そうに部屋に置かれている様子はちょっと滑稽で、それでいてかなり愛おしかったりする。

旅行先でのお金の使い方はだいぶ覚えたつもりだったけど、だからこそ、思い出を残しておくためのお土産購入はいまだにやめられない。

途中で見つけた、若干原型をとどめている(ように見えてしまう)皮↓

バブーシュ

モロッコの伝統的な履物。ヤギ・ヒツジ・ウシ・ラクダの革や布を素材に用いて手作業で成型・縫合したもの。バブーシュの名は“ペルシャ語の「足を覆うもの」”を由来とする。アラビア語ではバルガと称する。形状は靴に似るが踵部を踏んで履く履物である。屋外・室内で使用する。

wikipedia

壁一面に並べられたバブーシュの中から好きなものを見つける時のワクワク感が忘れられない。デザインも素材も形も色も様々。
いくつになっても、宝探しは面白い。

選んだものにボンボンをくっつけてもらう。好きな色の装飾を選んで、その場で縫い付けてもらった。

色鮮やかな室内履きの完成!

ちなみにこのお店は日本の雑貨屋さんにも卸しているらしく、私たちにインスタでそのお店を検索させて、日本で買ったらいくらになるか計算させて、現地で買ったらこんなにお得なんだよってアピールしてきた。好きな色選ぶのに辛抱強く付き合ってくれた、優しくて瞳がめちゃくちゃ綺麗だったあの兄弟のことを、もう少しだけ覚えていたいので書いておく。

フナ広場

賑やかしくて、カオスで、その勢いに尻込みしてしまった場所。
いかにも「写真撮ってください」って物珍しい格好をしている人を素直に写真に撮ると金を請求されるということを学んだ場所。

50円ジュース
なんてことない駐車場越しの夕日が綺麗だった
余談:モロッコのスーパーはお土産物色に適さない(ほぼ輸入品=既視感しかない、高い)

最後まで完璧!大満喫!さあ後は帰るだけ!

と思っていたら、最後の最後に災難続き。後日談↓


To be continued…👟

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