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ローマは一日にして成らず【イタリア5都市周遊#7|Rome】

2023年2月 イタリア5都市周遊 - day6


今日は終日自由行動。予定より1時間ほど遅れてホテルを出る。とは言え9時半には街中を歩き始めていたので優秀なスタート。たった1日でローマを堪能しようなんて、なかなか無理がある。

歩道に植えられていたオレンジの木。多分、美味しくは、ない。

なんたって写真映えする街。人が少ない朝のうちに、まとめてフォトスポットを巡る作戦。まずは「ローマの休日」で有名なあの階段があるスペイン広場へ。

📍Piazza di Spagna(photo by 友人)

立ち止まり禁止という噂を聞いていたけれど、それらしき警告は何もなく。狙い通り観光客も少なかったので、ちゃっかり占領して写真撮影会。

気が済んだら、ガイドブックでチェックしていた名店(らしい)でティラミスを食す。濃いめのショコラ最高、上に乗っかっていたチョコレートチップがまた美味なこと。ローマで食べたかったものを、一つコンプリート。

📍POMPI

次のフォトスポット・トレビの泉へ。てっきり大きな広場にあるのかと思っていたら、建物の合間に突如現れた人混み。

📍Fontana di Trevi

スリ大国の中でも特にスリが多いらしい場所。荷物を死守して写真撮影会、再び。

水を司るネプトゥーヌス(ポセイドン)

後ろ向きにコインを泉へ投げ入れると願いが叶うという言い伝えがあり、投げるコインの枚数によって願いが異なるとされる。コイン1枚だと再びローマに来ることができ、2枚では大切な人と永遠に一緒にいることができ、3枚になると恋人や夫・妻と別れることができると言われる。3枚の願いはキリスト教が離婚を禁止していたという歴史の名残りである。

wikipedia

コイン1枚、ちゃんと投げました。

途中で寄ったリキュール屋さんでリモンチェッロを味見。思ったよりもかなり苦味が強めで戸惑ったけれど、結局スーパーで購入してお持ち帰り。家にあった柚子のジャムを少し加えてソーダ割りにするのが最近のお気に入り。

晩酌用にちょうどいい。

のんびり街を歩きつつ、次のフォトスポット・真実の口に到着。20分ほど並んで、例のあのポーズで撮影会、再び。

📍Bocca della Verità

ローマ観光、この時点で既に楽しいが止まらない。本当に、至るところに、教会やら美術館やら博物館やら遺跡やら。歩ける範囲に知名度抜群の観光地が集中していて、その密度がヨーロッパの他の首都とは段違い。エリアごとに街の雰囲気ががらっと変わるのも、見応えがあって面白かった。

なんてことない街並み

あとなぜか、町中に時計があった。正確さはイマイチ、でも数はピカイチ。

文字盤中央にあるのは有名なタイタリアンビールのメーカーのロゴマーク

コロッセオに向かう途中で通った、古代ローマの戦車競技場。ここで運動会やったら最高に楽しそう。「戦車競走」なんて初めて聞いたけれど、思えばこの辺りからローマ人の残酷さが匂っていたんだ…

📍Circus Maximus(だだっ広い憩いの場になっていた)

そして遂に、大きさのわりに風景に馴染んでいるコロッセオを発見。

コロッセオより街路樹の形が気になる

コロナ後から完全予約制になったらしい。ということを前日の夜に知る、計画の無さ。生憎、入場券のみは売り切れていたので、英語ガイドツアーを予約してなんとか入場券を確保する。

3時間のツアーのはじまり。
最後まで離脱せずに残るのは私たちだけということをこの時はまだ知らない…笑
コロッセオのトイレ案内。お金はかかるけれど、観光地のトイレは比較的清潔だった

写真を見返すと遠近感がバグるけど、豆粒みたいに小さい人々を見てコロッセオの大きさを思い出す。

コロッセオに関する説明の各所でローマ人の残酷さ(というか娯楽の残酷さ)、そして叡智を感じていたガイドツアー。

古代ローマでは、都市や工場地に水を供給するために、数多くの水道が建設された。これらの水道は古代のもっとも偉大な業績の一つであり、古代ローマ滅亡後1000年以上もこれに匹敵するものは作られなかった。現代においてもこの古代の水道は多くの都市で実用に供され、実に2000年以上も水を供給しつづけている。

wikipedia
コロッセオ付近で見かけた看板

1時間ほどかけてコロッセオを見学したあとは、フォロ・ロマーノとパラティーノの丘へ。

ローマを一望できる場所、ローマの繁栄と歴史を感じられる場所。イタリア観光最終日にふさわしい締めくくりに満足しつつ、ゆっくりと帰路に着く。

目的地ではなかったけどあまりの大きさにひかれて、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の記念堂に寄る。日没間近、夕陽に照らされるローマ市街を望む。

📍Altare della Patria

大きなラウンドアバウトと放射状に伸びるストリート。ヨーロッパの街が、どこもかしこも似て見えるのはきっとこのせい。

通りすがりの教会内部
パンテオン近くのレストラン街

ランチ抜きで観光したので流石に空腹。歩き疲れたけれど、ここからホテルまでは徒歩40分。歩けそうにない。賑わうレストラン街に惹かれて、3大パスタを3人でシェア。

アマトリチャーナ越しのカルボナーラ
アマトリチャーナ越しのカチョエペペ

空腹に掻き込んだからか唐突な満腹感・眠気・疲労感に襲われるも、なんとか歩いてホテルに到着。

夜のローマ

歩数2万歩以上。歩くか写真撮るか写真撮られるか、とにかくせかせかとローマを回った。時間足りないかと思っていたけれど(多分足りてないのだろうけれど)、お目当ての場所には一通り行ったので大満足。

さあ、明日はただ帰るだけ。
のはずだったのに…


To be continued…👟

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