タイムマシン
ドラマを観ている時、主演の俳優さんが
「子どもの頃に受けた心の傷は、一生治らない」
と言っていた。
「うーん、そうかなぁ」
と、思わず声が出た。
いきなりヘビーな話の始まりで恐縮だけども、引っかかった。子どもの時の傷にマキロン吹きかけて絆創膏貼れるのが絵本や児童文学だと思っているので、もしかしたらこのことを知っているのは、少数派なのかもしれないなと思った。
子どもだけのものじゃないと思う。
前にわたし、タイムマシンに乗ったと思う。
もちろん、意識とかの話だけども。
こがようこさんのイベントに子どもと行った日。絵本を使って遊んだり手遊びしたり絵を描いたりしている時に、小さい時の自分もそこに一緒にいて遊んでる気持ちになった。大人になった今のわたしじゃなくて、3、4歳の自分が喜んでいたので、とても嬉しかったのを覚えている。子どもを喜ばせたい、一緒に遊びたい、かわいがりたい、という気持ちはタイムマシンに乗るのかと、とても驚いた。
本がただの読み物じゃないことを、改めて知る。
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