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私は、何のために生きるのか。

生まれてきた意味なんて特にない、と書いたことがあるけれど、では、何のために生きるのか。

私は、魂の存在を信じているので、生きていることと生きていないこと、身体があることと身体がないことには、そんなに差がないと思っている。

だから、なぜ苦しみながら生まれ、苦しんで生き、死ぬときまで苦しむのか。それは永遠の問いだ。

幸せを感じることも確かにあるけれど、ずっとは続かない。
良いことと悪いことは、いつも半々くらいだ。

身体が死んでも魂は死なない。
それなら、何故、魂のままで居られないのか。
まるで、苦しむために生まれてきたみたいだ。

現時点での結論としては、生まれたことに大した意味なんてなくて、偶然か、それに近しい程度の必然であろうということだ。
実体の量が決まっているから、それに合わせて、数々の魂の中からたまたま選ばれて、この身体を貰っている。

で、あるとしたら、それが果たして幸運なことなのか、不運なことなのか。
正直、判らない。
喜びもあるけれど、悲しみも苦しみもあるからだ。

でも、そんな中で、自分なりにどうこの暗澹たる世界で生きていくのか、長い時間をかけて、少しずつ纏まってきたかなと思う。

私は、私の魂に責任を持ち、自分に与えられた役割を果たすため、自分の意志によって動く。
自分の生きたいように生き、自分の信じるもののために行動する。
決して判断を人には任せない。
但し、結果は自分で引き受ける。辛いことや苦しいことも含めて。

そう、決めたい。

世界を変えるような大きなことは出来なくてもいい。
ただ、自分の信念によって、目の前の人の役に立ちたい。
感謝なんてされなくていい。
証なんて残らなくていい。

そういうふうに、生きれたら。


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