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フリーランス日本語教師の確定申告【準備編】会計ソフトの導入

私は2021年から個人事業主になりました。今年4回目の確定申告を迎えるわけですが、年一行事といえども毎回前回やったことを思い出すところからのスタート;;備忘録として、自分のためにここに記録を残します。
※こちらは2021年に書いた記事のリライトです。

※税理士法の定めにより、確定申告に関する質問をいただいてもお答えすることができません。この記事は、あくまでも私がやってきたことの記録であり、N=1の備忘録です。あらかじめご了承ください。


はじめに

私の情報源はインターネットです。本を読むのが絶望的に苦手なので、調べ物をするときはたいてい、YouTube動画を探すかどなたかのブログにあたります。今回も、私が確定申告について理解するために参考にした動画やブログ、webサイト等のリンクを一緒に載せてありますので、ぜひ情報元をご自身で参照されてください。

実は以前、フリーランス日本語教師の確定申告について講座(セミナー)を開こうとしたことがあったのですが、その際税理士法という壁にぶつかりました。
細かいことは省きますが、”無資格者は他人の税に関する業務を代行したり、他人の税務書類を作成したり、税務相談を受けてはいけない”ということが法律で定められています。
無資格者が行う「フリーランス日本語教師向け確定申告講座」が「税務相談」に当たるかどうかは、各税理士さんによって解釈や見解が異なるようですが、危ない橋は渡れないということでこの話は白紙となりました。

そんな経緯もあり、このnoteはあくまで私一個人の体験談として、やってきたことを書き残すに留めたいと思います。完全なる備忘録です。その点、あらかじめご了承ください。

私の現状(2021)

まずは私の状況を整理します。

  • 2021年4月からフリーランス

  • 2021年3月まで給与所得(学校からの給料)あり

  • 現在:言語学習プラットフォームでオンライン語学教師

  • 現在:オンライン家庭教師の会社と業務委託契約中

  • 現在:単発バイトでの給与所得あり

同じような状況の方がいれば、どうぞ参考にしてください。ただし、以下の記事はあくまで「私の場合」として書いていきます。
それぞれの状況に応じて異なる部分が多くあろうかと思いますので、困ったときは専門家にあたることを強くお勧めします。

確定申告とは

副業をしていたり事業所得がある方は、確定申告が必要です。一般的に言われる「確定申告」とは、所得税の確定申告のことです。

会社勤めの人は会社が年末調整をしてくれるのであまり気にしなくて良いのですが、個人事業主の場合は自分で計算をして、自分で所得税を納税する必要があります。

そして確定申告には、白色申告青色申告があります。「白色申告」は記帳が楽と言われていますが、実際のところ現在は青色申告とほとんど変わらないそうです。
ですので、めんどくさがりな方は「青色10万円」、でもどうせやるなら「青色55万円」か「青色65万円」がいい、という感じになります。
※詳しくは上記の参考動画をご参照ください。

青色申告

白色、青色、特別控除額によって、提出書類や提出方法が異なります。詳しい提出書類の違い等については、上記の参考動画をご覧ください。

⦅青色申告のメリット⦆

  • 最大65万円の控除が受けられる 

  • 赤字の3年間繰り越しが可能 ※赤字→黒字になった場合、節税できるかも

  • 家族への給与を全額経費にできる ※家族で事業をしている場合

  • 30万円未満の資産を一括で減価償却できる 

  • 自宅兼事務所の家賃や電気代の一部を経費にできる

事前準備

青色申告をするためには「青色申告承認申請書」を税務署に提出する必要があります。青色申告をしたい年の3/15までに提出することが必要です。事業を新規開業する(した)場合は、開業日から2ヶ月以内に提出します。

私は2021年4月に開業届を提出し、その際一緒に「青色申告承認申請書」を提出しました。

開業届青色申告承認申請書、この2つは同じタイミングで提出する人が多いようです。どちらの書類も、開業freeeで簡単に作ることができます。税務署にも書類が置いてありますが、開業freeeで作れば、案内に従って入力するだけですぐに作ることができます。無料です。
あとは印刷して税務署に持っていき、ハンコを押してもらうだけです。

ちなみに私は、開業した次の月に引っ越す予定があったので、税務署の窓口でその旨を伝えました。すると開業届に「◯月に(引越し先市町村)へ移動予定」と書くように言われ、それで手続きが完了。引越し先の住所を管轄する税務署へ行かなくて済みました。

会計ソフト

確定申告用の書類を作るには、仕分帳・元帳・試算表など色々な書類が必要になります。それらを全てやってくれるのが会計ソフトです。会計ソフトにはいろいろな種類がありますが、私は弥生会計を経て、現在はTaxnapというアプリを使っています。

弥生会計

1−2年目の確定申告では、弥生会計を使っていました。理由は会計ソフトの中で一番値段が安いことと、Misocaという請求書作成サービスと連携できるからです。Misocaは見積書・納品書・請求書をweb上で簡単に作成できるサービスです。

フリーランスの語学教師は、個人的な繋がりでお仕事をいただいたり、ひょんなことから会社さんと個人契約を結ぶ可能性があります。そんな時には、請求書を発行して銀行振り込みをしてもらうことになりますが、その時に必要になるのが請求書です。

その請求書をいとも簡単に作ることができ、さらにURLやメール添付で相手方と簡単に共有することができるのがMsoca。ちなみに弥生会計を使っていなくても使えるサービスですので、請求書が必要になった際にはぜひ活用してみてください。無料で使えます。


Taxnap

確定申告3年目からは、Taxnapというアプリに切り替えました。2023年7月からサービスが開始された、確定申告がスマホで完結するという画期的な新アプリです。

それまでは弥生会計(¥9,680/年)を使っていましたが、正直言うとどうも腰が重く、確定申告時期(1〜3月)にしかソフトを開きませんでした。もったいない…
Taxnapは¥12,936/年と、弥生会計よりは多少高くなってしまうものの、いずれにしても経費として落とせるのでそこまで問題ではないかなと、乗り換えてみることにしました。

すると、あんなに腰が重かった収入&経費の入力1年分が、ものの30分足らずで終わってしまったではありませんか!

Taxnapのアカウントに銀行口座やクレジットカードを紐づけ、その決済が個人的な利用なのかビジネス関連のものなのか、スワイプして仕分けをしていくという仕様です。連携した口座やカードから、日付・取引先・金額がすでに抽出されているので、いちいち入力する手間がありません!
今まで面倒くさくて省いていた決済手数料や銀行の振込手数料なども自動的に抽出されており、経費として1スワイプで簡単に振り分けることができました!
もちろんダブルチェックや現金払いのものの手入力は必要ですが、その圧倒的便利さはカンドーもの。

他の会計ソフトからデータのインポートやエクスポートもできるので、途中まで入力してしまっていた他ソフトの会計データも難なく引き継ぐことができます。そして、アプリ上で確定申告の書類作成&申告までがノンストップでできてしまう、大変優れものです。

今まで使っていた会計ソフトの何倍も便利だと感じました。
さらに今後は、家計簿機能請求書作成機能なども追加されていくとのこと!使って損なしのアプリです。

法人の帳簿付けには向いていないようですが、個人事業主として確定申告をする場合には十分な機能が備わっていると感じました。文句なしです。

さらに⇩こちらのリンクからご登録いただくと、今だけ【1,500円オフ】で登録をすることができます。お友達紹介キャンペーンというやつです。ぜひお試しください。

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記帳指導

それでも確定申告が不安で仕方がないという方は、税務署の記帳指導を受けることをお勧めします。
具体的な「記帳の仕方」や「会計ソフトの使い方」などについては、各自治体や近隣の税務署がセミナーを開催している場合があります。一度「自治体 税務署 確定申告」などで検索してみてください。

職員さんでフリーランス語学教師に精通している人はほぼいないと思いますが、確定申告や会計自体についての基本的なことは教えてもらえるのではないでしょうか。

おすすめ本

起業したい人、または独立したての方などにお勧めしたい本です。お役に立ちますように。

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