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トクリュウ犯罪対策(続き)
トクリュウ犯罪対策(その3)
筆者の経験(在外公館勤務経験6年、法執行機関勤務経験30年)を通じて現在首都圏にて多発傾向にある
トクリュウ「匿名・流動型犯罪」(以下「トクリュウ」)犯罪対策
について私見を述べてみたいと思います。
トクリュウ犯罪は、その凶悪性においてこれまでに我が国において発生した犯罪傾向と全く異次元の犯罪といえます。
異次元の犯罪にどう対処するか?
それは
異次元の犯罪抑止方法
を編み出し、実践して高齢者の生命、身体、財産の保護に役立てることが重要かと思います。
これまでの常識や従来の防犯対策では到底対処しきれない独創的かつ科学的な防犯対策が望まれます。
1 トクリュウ犯罪対策はある意味「闘い」
トクリュウ犯罪実行犯たちは、匿名の指示役からSNSでリクルートされ
「テレグラム」「メッセージ」などの秘匿性の高いアプリを通じて
相互に連携・連絡しながら
予め選定された高齢者の居宅をターゲットにして
概ね夜間、バールやハンマーなどの用法上の兇器または刃物などの性質上の兇器を所持して
勝手口又は玄関ドア或いは掃き出し窓を破壊して屋内に侵入し
家人である高齢者の寝込みを襲い、手足を緊縛し
拷問などにより現金の在りかを強制的に吐かせ、
場合によっては傷害を加え或いは殺害する
といった極めて悪質凶悪な犯罪を敢行します。これはこれまでの我が国の犯罪史上稀に見る極悪非道な犯罪です。
こうした新手の凶悪犯罪から身を守るには数々の方法が考えられますがその対策に共通するコンセプトは「闘い」です。
敵つまりトクリュウ犯罪実行犯が攻めてくるのなら、
それを迎え撃ち
徹底的に防御しつつ、
場合によっては相手を制圧或いは打ち負かし警察に引き渡す
という能動的な対策が効果的かと思われます。
最早「自分の身は自分で守る」時代に突入したと言っても過言ではありません。
「頼れるのは自分しかいない」
というある意味覚悟が自らの生命・身体・財産を守る真理と心得るべきではないでしょうか?
米映画「ホームアローン」
黒澤明監督作品「七人の侍」
(米映画「荒野の七人」)
はこうした外敵との「闘い」方を学ぶ上では非常に参考になる映画ではないでしょうか?
まだご覧になったことのない方は是非一度ご視聴をおすすめします。
お宅の今後における防犯対策に役立つこと間違いありません。
次号からは具体的な防衛策について解説します。