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痴漢、性犯罪について

最近クラブハウスで痴漢と女性の性被害撲滅のためにボランティア活動を続けておられるYさんという方とこの問題についていろいろお話しする機会があり、改めてこの問題が持つ根深さと解決の困難さに気付きました。

1   痴漢、性犯罪に関する日本の現状

 Yさんのお話の中で一番ショッキングだったのは、災害などで自身の身を守るために身を寄せる避難所において女性が性被害に遭っている現状を聞かされたことでした。

 更に驚愕の事実は。。。。

 避難所を「かけもち」で回り、性犯罪を繰り返す常習犯が存在することとそれに対するコミュニティーの方々の対応ぶりが余りにも甘いことでした。

 世界各国で女性が性被害に遭う国々は先進国、発展途上国の別を問わず多々ありますがこの実態を聞いた時、日本ってアフリカかどこかの発展途上国以下のモラルではないかと改めて日本の性犯罪に対するレベルの低さを感じました。

2  どうすればいいのか?

 この問題の根は深いものがありますが、私が考える現状と対応策は以下の通りです。

 🔹 現実と空想の世界が混同している幼稚な男性が実社会に生きているという現実

   日本は米国の占領政策である3S(Sex、Screen、Sports)により完全に毒されているとみられますが、このうちのSex。巷には性風俗、ポルノ写真・映像、DVD、ストリーミングなどが溢れかえり誰でもいつでもこの種の情報にアクセスできます。

   制作側も売れる商品を作って儲けたいので様々な企画物を生み出し、日々このフィールドでも「売れる」商品が更新されています。この企画物の中に痴漢や身近なシチュエーションをテーマにしたソフトがありますが、これを観た愚か者の中には実社会でもそれが叶うが如くの妄想を抱き、この種犯罪に走る者もいるようです。

   現実と空想の区別がつかなくなった、社会人としては恐らく失格者たちなのでしょうがそういう類の人種が現実に存在し、逮捕されるまでずっとその愚かな行為をし続けるというのが実態です。

  痴漢行為、盗撮行為、万引き、飲酒運転に共通するものは?

  それは捕まるまで止めれない、自分で制御できないという点である意味病気と言っても良いかと思います。

  対策としては、遅きに失してますがこれら性的な企画物の厳格な管理、取り締まりなのでしょうか?恐らく不可能に近いとは思われますが。

  🔹 法整備

   現在痴漢を取り締まるための法制は、刑法の強制わいせつ罪、軽犯罪法第一条第5号、迷惑防止条例という緩いレベルでの罰則などに留まっており痴漢防止法のための決め手となる痴漢防止に特化したものではありません。

   本来であれば、人間が持つ良心、モラルによりこの種犯罪は防止されるべきでありますが性善説では解決できないのならば量刑を重くしたり痴漢に特化した法整備を行い性悪説的解決を図るしかないのでは?

  🔹 鉄道会社の側による対応

    今でも行われていますが、女性専用車両を更に増やすだとか満員状態を生み出さないための各種施策を生み出すなど被害者とりわけ女性に寄り添った対応が求められていると考えます。

  🔹 新たなテクノロジーの開発

    痴漢犯罪を行った際に被疑者の指先や手のひらに付着する微物を検出するための薬品開発はもちろん、スカートや下着の中に手を入れた瞬間に音や光を発する装置、アプリを開発すれば未然防止に大いに役立つのではないかと思われます。

   悪いことをしようとする奴らが一番嫌がる、嫌いなものとは?

   光、音なのですが場合によっては触った手などが痛みを覚えるような物質・装置、発色するような塗料なども開発されれれば面白いですね。

 3  日本が古来から持っている男尊女卑の風潮を払拭する

  戦前戦後すぐの頃に比べて、男尊女卑は程度が緩和されてきたとはいえ、いまだにこうした犯罪がなくならない背景には残念ながらこうした風潮が存在することは否めないようです。

  日本からこうした卑劣な犯罪が完全に消滅することは殆ど不可能なのかもしれませんが、大切なのはやはり被害者や周辺のサポーター、支援者などが声を上げ続け、世の中を変えていくことではないでしょうか?

 ここまでお読みくださり、ありがとうございました。    


 

 

 

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