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カメラと過ごした一日|江の島

元日以来の投稿です^^;
初詣とカメラのテストを兼ねて江の島へ。
出会った風景をご紹介します。


散歩写真


江の島から大山を望む
江戸時代の参拝コース
大島遠望
展望台ひとり占め
雲影の移ろい
烏帽子岩
釣り人がいるようだ
枯れ木にトビ
ユリカモメ
頭上を旋回して行った


カメラと過ごした一日


1月初旬、少し遅めの初詣に江島神社を訪れた。参拝を終え、神札(おふだ)を授かった後、島内を散策することにした。

この日、年末に購入したばかりのカメラとレンズを試すのが楽しみだった。OM-1 MarkⅡは、細かなカスタマイズ設定が可能なカメラだ。前日の夜遅くまで、撮影シーンをイメージしながら綿密に設定を検討した。その成果を試したいと思っていた。


混雑しているだろうと思っていたシーキャンドル(展望灯台)が、意外に空いていたので、展望台へ上がることにした。

私はシーキャンドルの屋外展望台が好きだ。360度の眺望と、海の風や音が感じられる開放感がたまらない。湘南の地形を一望しながら、街の歴史や人々の営みに思いを馳せるのは楽しい。

北西の方角に大山が見える。江戸時代には、大山と江の島をセットで参拝するのが人気だったそうだ。距離は直線で結んでも25㎞以上ある。カメラもなく、音楽を聴きながら歩くこともできない時代に、人々はどのようにその行程を楽しんだのだろうか。


OM-1MarkⅡと12-100㎜F4.0は、想像以上に素晴らしい性能を発揮してくれた。クリアなファインダーは撮影意欲を掻き立て、撮れた写真も解像感が高い。

しかし、入念に考えて設定したはずのカスタマイズは、使い始めて間もなく、実践にはそぐわないと気づいた。カメラとレンズは素晴らしいのに、自分の設定が未熟だったのだ。

「イチからやり直しか…」

そう思ったが、決して重たい気分ではなかった。この日のテストで、何が問題なのかハッキリしたからだ。


帰途につこうと弁天橋にさしかかったとき、ふと何か忘れているような気がして、立ち止まった。

思考を巡らし、心に引っかかっていたものが、江島神社で授かった神札のことだと気づいた。神札は紛れもなくバッグの中にある。しかし、その存在を忘れていたのだった。

「龍神さまに怒られちゃうな」

と心の中でつぶやきながら、また歩き始め、江の島を後にした。




ご覧いただき、ありがとうございました


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