湘南に関連した本を読むのが好きです
備忘録も兼ねて簡単にご紹介します
本の紹介
『いわゆる「サザン」について』 小貫信明
水鈴社 2024年
感想など
茅ヶ崎の書店にものすごい数の本書が平積みされているのを見て圧倒されて買いました
装丁の写真(フジイセイヤさんの作品)にも惹かれた
内容は、サザンオールスターズの結成前後から現在(2024年)までを、楽曲を軸に時系列に綴ったもの
年代と楽曲、その裏でどんな苦労があったか、などが物語としてまとめられている
ファンクラブに入るほど熱心ではないがサザンの曲は大好き
というレベルの私には、色々と知らないことが書かれていて面白かった
湘南にかかわるエピソードもいくつか掲載されていた
1978年のデビュー・シングル「勝手にシンドバッド」について
国道134号線の七里ガ浜あたりだろうか
桑田さんは茅ヶ崎から青山学院大学(渋谷)まで車で通学していたんですね
茅ヶ崎から渋谷まで、今なら電車で行く方が楽だと思っちゃうけど、昭和の時代は、みんな車に乗りたがった(私もそうだった)
それに桑田さんには、一人で声を出せる空間というのも大切だったのかも知れませんね
茅ヶ崎ライブについて
1999年の年越しライブで、桑田さんが「茅ヶ崎でコンサートをやるのが夢だ」という趣旨の発言をした
こんな動きがあって、翌2000年に初めての茅ヶ崎ライブが実現した
会場となった茅ヶ崎球場の周囲は静かな住宅街なので、このような活動で住民の理解と自治体の協力が必要だったんですね
サザンだから実現したとしか思えない
他にも興味深いエピソードがたくさん出てくる
湘南とは関係ないけど、この本で一番印象に残ったのはこの部分
音楽に限らず、全てのクリエイターに勇気を与える言葉ですね
読んでるこちらがゾクゾクしてしまうエピソードでした
暑かった今年の夏、涼を得ようと入った書店でたまたま出会った本だけど、読んでよかった!
桑田さんとは全然レベルが違うけど、私も写真頑張ろうっと(笑)
リンク
ご覧いただき、ありがとうございました