Happy New Year! I hope you have a good year.
今日は大晦日、おおつごもりとも読みますが、太陽暦になってからは月末に月が見えなくなることもないので、今はもう使われなくなったものの、樋口一葉の小説の題名にその名を留めています。
その昔自宅近くの商店で何でもツケで物を買っていた時代には、月末になると代金を取りに来る商いの人たちとのやり取りが大変だったようで、特に一年の締めくくりに支払いで四苦八苦する様子は「富久」や「尻餅」といった落語でも垣間見ることができます。
そういえば村上春樹のエッセイで、小さい頃両親のツケで好きなだけ本を買うことができた、という話がありました。本棚から出典を探してみると「村上朝日堂」にあり、著者の育った地域(阪神間)ではそれほど珍しい話ではないとのことです。
今日は数年ぶりに年賀状を郵便ポストに投函しました。毎年欠かさず年賀状を送って頂く方々に、感謝の気持ちで一言書き添えてお送りしました。
それでは皆様よいお年をお迎え下さい。