知ってますか?『几帳面』の語源を。
こんにちは😊繁盛工房です。
今日は言葉の語源について書きます。
皆さんは、どれくらい知ってました?
タイトルの答えは建築由来の言葉なんです。
たくさんある建築由来の言葉
『几帳面』…真面目、正確な、きちんとしたさまを表す。
語源:几帳とは間仕切り用の布製屏風でそれを支える柱に用いた面取り
面取りの一種で角は丸く刻み目が入った細工で
細部まで丁寧に仕上げている様子から。
『結構』…素晴らしい、欠点がない・満足なさまを表す。
語源:元は漢語で計画、目論見という意味で伝わり、
建物の組み立て具合を指す言葉。
当初は「見事な結構だ」と使われていた。
これが短縮されて「結構だ」となった。
『ボンクラ』…ダメな人のことを表す。
語源:暑い夏に作った土蔵のこと。
本来、土蔵は空気が乾燥している冬に建設するのが普通
夏に作ると表面ばかりが乾燥し平均的に乾燥しないため
ひび割れが起こりやすい、使い物にならないという意味
『イの一番』…一番目、真っ先に、最初を表す。
語源:家を建てるときの柱の位置を番付けという。
横方向はイロハ…、縦方向は123…のように。
家を建てるときの最初に建てる柱の番号のこと。
『子はかすがい』…子どもは夫婦の仲をつなぎとめてくれる
語源:木材どうしを繋ぎ止める役割のコの字型で
両側が釘になってる金物。
仲が悪くなった夫婦でも子どもへの愛情がかすがいの
役割を果たすこと。
『埒(らち)が明かない』…物事の決まりがつかないという
否定的な意味で使われる。
語源:埒(らち)とは、囲いや仕切りのこと。
主に馬場の周囲の柵のこと。
以前は物事の決まりがつく、という意味で肯定的に
『埒が明く』と使われていた。
『羽目を外す』…調子に乗りすぎて度を越すことを表す。
語源:羽目とは板をきれいに並べて張ること。
それを後で外すのは余程のこと。度を超すこと。
『釘を刺す』…あらかじめ念を押すという意味。
語源:古来、日本の建築は釘を使わず、
ホゾと穴を組み合わせて、くさびを用いていた。
いつしか念の為に釘を打つようになった。
『大黒柱』『うだつが上がらない』『叩き上げ』…
まだまだ、ありますが今回はこの辺でおしまい。
皆さんは、どれくらい知ってましたか?
意外と普段遣いしている言葉の語源が建築のものがありますよね。
あと『工事現場には動物がたくさんいる』は知ってますか?
それは後日に書きます。
最後まで読んでいただきまして、
ありがとうございました。
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