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出張先でセッションに参加するために(1)

わたしは旅セッション、出張先の旅先で、ジャムセッションによく参加しています。ジャズ版「釣りバカ日誌」のように、出張に趣味をからめちゃう。

今日はその時のTIPS。

例えば就職活動で上京する、反対に東京大阪の方が地方のセッションに参加するなどいろいろなパターンはあると思います。
楽器を携行しオフタイムにその土地のセッションに参加する。
なかなかはっちゃけてていいですよね!

楽器を(目的地まで)持っていく

トロンボーンはまあまあかさばる。
楽器を目的地に携行することがはばかられることはよくあります。
ソプラノサックス、フルートくらいならなんとかなるけどその他の楽器(トランペット・アルト・テナーサックス)も多分持ち込みづらい。特にソフトケース、フライトケースみたいな「楽器の形が透けて見えちゃう」やつは途端に「遊んでる感」が醸し出されちゃう。
トランペットの場合、ドンチェリーが使っていた「ポケット・トランペット」「コルネット」を旅先用に持っていく人たまにいますね。

全く強い心で、楽器を目的地に携行するのも、まあありですが、いわゆる会社員としてはちょっと終わっちゃってる感もなきにしもあらずですやん?ましてや、就職活動だったら絶対にNGのような気がする。
多様性バンザイですけどねー。

駅を利用する(コインロッカー・手荷物あずかり)

よくある手段です。
コインロッカーなどの位置を熟知しておくこと。
また、自分の楽器とロッカーのサイズとの関係性も熟知しておく必要があります。
トロンボーンに限れば、高さがあるため手荷物預かりが有ればそっちの方がベターですがね。

JR東日本のコインロッカー規格。多分ほかもだいたい同じです。

コインロッカーはどこも共通規格ですがトロンボーンの話をします。
「大」サイズの高さ84cm。
「特大サイズ」の高さ103cm の二択です。
特大は数が少ない。駅構内に特大のコインロッカーは数個しかありません。
なので「大」が使えると、だいぶ現実味がでてくるのですが「84cm」はかなりギリギリ。普通の楽器ケースは入りません。
ハードケースで言えば、シャイニーケースのノーマル(ベルの手前にくびれがあるやつ)はNGです。ちょっと斜めになってるテナー専用ワイドケースはギリギリOKだったと思います(それでも対角線に置いてギリギリ)
ソフトケースは対角線に置いたり、バラせば大抵入ります。

正直に言えば、コインロッカーは、大都市では大・特大サイズのロッカーが空いているとは限りません。
あてにしてドツボった経験もあります。ある種のギャンブルになります。

過去の経験からいうと、渋谷・新宿はほぼ無理です。品川も結構厳しかった記憶があります(港南口>高輪口)。
私は東京駅を起点とする際には八重洲地下道の端っこの方のロッカーを使っていました(最近は手荷物預かり所があるので、そちらでいいんじゃないかと思ったりします)。
逆に地方都市はだいたいでかいロッカー空いてることが多いです。観光地の行楽のピークとずれているからだと思います。

駅構内の手荷物預かり所であれば、サイズの問題からは解放されます。
しかしこの場合は預かり時間が限定されていることでしょうか。夜の会食などが21:00くらいまであって、そこから街に繰り出すつもりの場合は、閉まってしまっていることも多いですね…

手荷物預かり

会場がホテルなどなら、クロークに預けるパターンもよくやります。
しかし、例えば学会であれば、学会会場がホテルやコンベンションセンターであるとして、そこに楽器を担いで乗り込むのは、まあまあ勇気がいることです。もし指導教官や教授に出くわす可能性があるなら、なおさらです。(会社だと上司や同僚の目も気になりますよね)。

なので、よくやる次善の手としては、宿泊する予定のホテルに立ち寄り、そこのクロークに預けるということをします。
チェックインの時間より早くても、まず預かってくれますね。
ポイントは、学会会場(もしくは目的地)があるとしたら、まずホテルに寄れるように、自宅 → ホテル → 学会会場という動線を確保しておくことです。
例えば、東京駅近くが会場であれば(私は西日本から新幹線で行くので)品川のホテルに投宿するとか。飛行機なら浜松町にホテルをとるとか。
さらにセッションに行く予定の場所への経路も把握して宿をとれば、全くいうことありません。

アプリ=Ecbo Cloakを利用する

これ、僕まだ使ってみたことないんですけど、2-3年前にアプリの登録はしました。コロナでちょっと足踏みだったと思いますが、多分コインロッカーに入りにくいトロンボーンの欠点は、これでほぼ解消されると思います。
駅の手荷物預かり所も登録されているので、これを積極的に活用するのが2022年時点での正解なのかもしれない。

(追記)Ecbo Cloakの弱点は駅の荷物預かりと基本的に同じで、預かり時間でしょうか。コインロッカーって24時間OKですが、これは基本的に日中のみの預かりで、早朝は厳しかったり、また夜は20:00くらいまでです。

宅配便で送ってしまう

あまりおすすめできませんが、トロンボーン。宅配で送ることができます。
10回くらい陸送していますが、特に壊れたりはしません。
(よく海外の飛行機の手荷物で楽器が壊されたという話がありますが、日本の宅配便って段違いに精度がいいと思いますよ。2022年時点では。)

ただし、壊れた時の補償は期待できないので(約款をしっかり読めば、楽器などの貴重品は送らないでくれと書いてあるし、こっちがわるい)、自己責任ということになります。
出張用と割り切って、セカンド・サード楽器を運用するのが正しいでしょう。私は、もう廃盤になったReynoldsという楽器を(服部管楽器で)6万くらいで買い大都市出張用としています。あろうことか、ソフトケースで宅配しちゃったりしていますが、良い子の皆様は絶対真似しないでください。メイン楽器でやったらいつか泣くことになると思うぞ。

手荷物

  • キャリーバッグ

  • キャリーバッグの上に連結可能なリュック

  • トロンボーン

という形で荷物を持ち歩いています。
移動する時は キャリー+リュックをごろごろころがし、トロンボーンは背中に背負う。
セッションにいくときは リュック+楽器(楽器は手にもつ)
本来の用事で行く場合はリュック(+場合によってはキャリー)
としています。
今のところこれが僕の正解。
ただし飛行機の場合は多分これではあかんと思う。新幹線バンザイ!

まとめ

トロンボーンはコインロッカーがちょっと厳しい。
(多分アルトサックスまでならコインロッカーで済む)テナーとトロンボーンは手荷物預かりができればそれが一番いいんじゃないかと思います。



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