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「脱白髪染め=白髪ぼかし」のカラクリに乗らず、天然グレイヘアで好みの髪型を追求する

私のSNSのタイムラインには「ヘアスタイリング系」のリール広告が頻繁に流れてくる。

その多くはいわゆる「脱白髪染め」「白髪ぼかし」あるいは「白髪なじませカラー」等と銘打って、ハイライト(筋状のブリーチ)やヘアカラー(”白髪染め”ではない”おしゃれ染め”という染毛剤らしい)を用いて、地毛を根元からごっそりカラーチェンジする系。

だが最近ちらほらと「白髪混じりの地毛そのままで一切カラーやブリーチをせず、カットのみで」イメチェンするケースが出てくるようになった。

それらの動画では、顧客自身が「白髪混じりの地毛をあえて染めず」「自然な髪色を活かしたい」とてらいなく意思表明しており、美容師も本人の意向に沿ってヘアカット「のみ」をする。潔くてよい兆候だと思った。

私自身も、髪を極力ダメージなく健康に保ちたく、且つナチュラルな色味にこだわっている。
いくら手間と時間をかけてお気に入りの色に染めたりハイライトしたりしても、完璧にその色味の状態が保たれるのは施術後からせいぜい数週間だ。いずれは根元から新たに生えてくる「白髪混じりのごま塩ヘア」との境目が気になって仕方がなくなる。

百歩譲って、地毛が新しく生えてくるのは致し方ないとしても、どれだけ綺麗にカラーチェンジしたとて、時の経過と共に施術部分は必ず褪色して赤茶けてパサついてくる。これが我慢ならないのだ。

脱白髪染めカラーとか白髪ぼかしハイライトというのはまやかしじゃないか??単に「白髪染め」が「ハイライト」「おしゃれ染め」にすげ替えられただけじゃないか。この事実に気づくまで、数年かかった笑。(これまで散々ハイライトやおしゃれ染めを経て今、白髪混じりの地毛ほぼ100%になっている)
これまでの詳しい経緯をブログに記録している。最初の記事がこちら。↓

加えて私は、ヘアアイロンなどをかけることに対しても消極的だ。特段気合いを入れる時以外、日常ルーティン化するには単に手間がかかって面倒だし、第一髪に高熱のダメージをかけることにもなる。
さらにはワックスやスプレーなどの整髪料をつけることも、髪がベトついたり、固まって粉が吹いたようになったり、香料の匂いがつくのが苦手なのだ。
「白髪混じりのそのままの髪色で、洗髪してドライヤーで乾かして櫛を通す」こと以外、極力手を加えたくない。要はズボラなのだ。
したがって必然的に「カットが本当に上手い美容師さん」を探し求めることになる。目下美容院ジブシー。
(いっそのことセルフカットにもチャレンジしてみようか?)

白髪や癖毛を「人目にさらすのは恥ずかしい・忌むべきもの」としてこれらを隠したり矯正するという価値観に囚われず、自然な地毛として慈しみ生かす価値観が市民権を得つつある。私のような人間にとってはこの流れは朗報であり喜ばしい。

願わくば、純粋に「地毛の色や硬さなどの特性や頭の骨格など、その人の自然な持ち味を生かしたカット技術」に注力特化したヘアサロンが増えてくれんことを。


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