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【考えさせられる話】その苦悩は無駄だったのか…損得の考え方を整理しよう

例えば野菜を買ったものの食べることなく腐らせて捨てたとします。お金を損したと言えますか?はい、完全に損です。満足感も、栄養も、何の対価も得られずに終わったからです。

例えば家にトイレットペーパーの在庫があるのに、さらに買ってしまったとします。お金を損したと言えますか?おそらくトイレットペーパーはいずれ必要ですから、まぁ余計に保管するための手間やスペースを必要とした、また自由に使える現金が早めになくなったというわずかな損はありますが、おおまかには「お金」という価値が「トイレットペーパー」という価値(資産)に変化しただけであって、そこまで大きな損はしていないと言えます。でもトイレットペーパーは消費されていきますから、いずれその価値は消え去ります。

例えばクルマを買った場合はどうでしょう。現金は、クルマという資産に変わっただけです。そして、まぁ買った時点でも少し価値は目減りするのですが、使用してもしなくてもじわじわ価値は目減りしていきます(減価償却)。使用せずにすぐ売ればあまり大きな損はしませんから、買った時点では、お金が減ったとはいえ、まるまるお金の分の価値が消えたわけではありません。

例えば土地の購入や、株式の購入はどうでしょう。時間とともに目減りしていくとはかぎりませんし(固定資産税などの話は置いとくとして…)、価値が上昇する可能性もあります。これは、お金が、異なる形に変わっただけなのです。

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こうして考えてみると、お金を使った場合に

・完全に無駄になった
・何かの喜び等のために消費された
・激しく目減りしていく資産になった(消費性資産)
・なかなか目減りしない資産になった
・価値が増すかもしれない資産になった(投資)

などいろいろありますね。パッと消えていくものもあれば、残るものもあります。いったい何の話だって感じですが、意外と「完全な無駄」というのが少ない印象があります。

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