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【考えさせられる話】彼氏彼女から連絡が減ってきた…典型的な恋愛の流れを考える
ラブラブ状態から始まった恋愛は、それ以上ないスタートを切ったにもかかわらず、その後に試練に差し掛かりますよね。どちらか片方(たいがいは自立的なほう)が先にあっさりしてきて、以前のような熱量で接しなくなります。すると、無価値感側、愛されることに不安になる側、立場が弱い側、依存側の人は、焦ったりトゲトゲするわけです。「なんか最近適当すぎない?そっちから連絡してこないし、前より『会いたい』っていう感じが減ったよね」と。すると、責められた側(先にあっさりした側)は、さらに避けたい気持ちが増しますし、気持ちが逃げます。すると責めた側(不安になった側)は、さらに愛されなくなった感じがしますから、さらに焦ったりトゲトゲします。
これで悪循環の完成です。これは恋愛の基本形であり、超「あるある」ですよね。これが基本形であり、多くの人が「分かっている」にもかかわらず、そうそう歯止めが利きません。世界共通で、大多数のカップルが、まんまとこの展開になっていくのです。
なぜラブラブでスタートしてもそれが続かないのか・・・それは今回のテーマではないので触れませんが(べつの記事で書きました)、大雑把に言えば、慣れ、飽き、油断、それと「ラブラブ疲れ」なんかもあります。そもそも人間は最初の舞い上がったようなテンションでずっと過ごせないのです。
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普通に考えれば「これを防ぐにはどうすればいいか」となりますよね。こうならないように、あらゆるカップルにおいて様々な対策が行われてきました。
例えば連絡頻度をルールで定める。でも、相手は義務感でいっぱいになり、純粋な「好き」はなくなっていきます。それでは意味がありません。
例えば逆にそっけなくして相手を寂しがらせたり自分優位で運ぶ。でも、こちらがそっけなくて相手も伸び伸び自由で、ただ疎遠になったりします。またはこの駆け引きで相手の気を惹くことが少しできても、相手が「追う立場」を良しとしない性格なことも多く、「コントロールできないなら別れる」という立場を取ったりします。または、この作戦が上手くハマって気を惹けても、自分はそもそも甘えたかったので「欲しかったのはこれではない」という気持ちになったりします。そもそも自分が駆け引きをしてまんまと振り回されてくれる相手なんて、そんなに好きになれない…なんて人もいます。
例えば相手が重く感じてそっけなくならないよう、責めるのを我慢して、平気なふりをする。でも、結局は気持ちが満たされず、「別れない」ということだけを目的にして必死に頑張っているようで、何のために恋愛をしているのか、虚しくなったりします。それに、我慢が続けば耐え切れません。我慢することで相手と本音を交わした感じがせず、寂しくなったりもします。我慢することで自分の気持ちが伝わらず、相手はますます伸び伸びして、ますますしんどくなったりもします。
例えば別れをちらつかせて激しく糾弾する。でも、相手にだんだん嫌気がさしてきたり、相手が「頑張る」ようになるだけで、全然「大事にしたい」という気持ちがこちらにやってきません。
「そんな相手とはさっさと別れればいい」と開き直ることはできますが、「相手の連絡頻度が減ってきた」は基本中の基本なので、それが起こるたびに怒ったり失望して別れていたら誰も残らないかもしれません。
さて、どうすればこの展開にならずに済むのでしょう。
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少し視点を変えてみましょう。世の中には、結婚まで至って、その後も離婚しないカップルが山ほどいますよね。この典型的な問題をどうにかこうにかしている人らが山ほどいるということです。そういうカップルはこの問題をどう乗り越えたのでしょうか。
実は、この問題を「どうにかこうにかしている」と表現したのは、必ずしもそういう人らが「解決した」とは言えないからです。では、みなさん、どうやってどうにかこうにかしたのでしょうか。それは、下記のようなことの組み合わせなのです。
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