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【考えさせられる話】恋愛も人生も、なかなか余裕を持ったままではいられない法則
人生なめんな!は校長の口癖です。ルックスでも親のコネでも河原の石でも、使えるものは何でも使え、それでもどうせ幸せになるのは難しい、と思っているからです。
人生にはなかなか「心穏やかで何の心配もない」という時間がたっぷりはありません。子ども時代は、幸せな家庭であっても、本人は世の中が見えていないので何気にいっぱいいっぱいですし、大人になってからは厳しい社会が待っています。
例えば、すごく才能がある人を見たり、すごく素敵なルックスで生まれた人を見たら「いいなぁ人生楽しいだろうなぁ」と思いますよね。まぁそれはそれでやっぱりお得なことがいろいろあるでしょうが、しかし本人目線では、なかなか人生ラクショーというままではいられないものです。
ものすごくサッカーが上手で、地域で圧倒的に一番という人がいたとしても、結局はステージが上がっていき、Jリーグ、はたまた日本代表や海外の強豪に所属すれば相手は天才だらけになるでしょう。そもそも階段を駆け上る段階での練習もラクではありませんし、ステージが頂点に近づけばマスコミもうるさくなり、サッカー以外の素質も求められ、ここでも楽はできません。能力・余裕が、その度合いに見合った新たな課題、新たなステージを引き寄せてしまうのです。
では才能を余すように、「まぁ食っていければいいや」というステージにいようとすればどうなるでしょうか。たいがいは力が衰えてそのステージに見合うようになりますが、他にも「もっとできたのになぁ」というモヤモヤと戦うことになったりもします。しかも、どのステージにも成長力のある人はいるもので、ラクができる場でやっていたはずが、対策を練られたり、周りの基準が上がっていって追いつかれたりします。余裕なままではいられないのです。
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話を変えて、ものすごく経営が上手くいっている企業で考えてみましょう。すんごく儲かって成長してお金もたんまり。でも、企業の規模に合わせた社員の数、設備投資、様々なものの図体が大きくなっていきますよね。めちゃくちゃ儲かったんだからもう少ない人数のままお金を分け合って悠々楽しく暮らしていけばいーじゃーん、と思うところですが、余裕のあるところに人や物が入り込んで(まぁ税金も取られますが)、これで「上手くいかなくなったら危ない」という規模感の荷物を背負い込んでしまうのです。
最近は「水道管の量が膨大すぎてメンテナンスが行き届かない」などというニュースもありましたが、水道管、道路、トンネル、そのような様々な資産というのは、同時に膨大な「負債」でもあるのです。家だってクルマだってそうですよね。簡単に「お金がなくなってきたからもう削っていこ」とはならず、まぁこれは耐用年数の話でもありますが、風が逆に吹けば資産は負債になるということです。
心が楽になった、人生が良くなった、役に立った、ハニホーを応援します・・・などなど、そんな気持ちをこの形でいただけるとありがたいです。