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映画「哀れなるものたち」POOR THINGS
舞台がものすごく昔のような、未来のような不思議な映画。
大人の身体で人として成長していく(しかも凄まじい勢いで)、ベラ。
ベラは純粋に自分の欲望、関心に従って行動する。
そして自分の周りにいる人間に遠慮することはない。自分の思ったことを言う。
そんなベラに魅了される人たち。
見ていると、一種の爽快感さえ感じるのだ。
私たちは日々
「こんなことは常識だ」
「こんなことを言ったら良くない」
「人に合わせて行動するべきだ」
という枠に囚われている。
自分に忠実に。
また、この映画は映像が美しい。
衣装も出てくる部屋のインテリア、乗り物もすごく個性的で素敵。
馬車に似せた乗り物にもグッときたが
私が個人的に一番好きなのはゴッドが作り上げた様々な動物たちだ。最後のヤギ将軍を除いて。