CatsUdonでVRTRPGを回す際に用意したものとか
はじめに
このnoteはVRTRPG Advent Calender 2023 19日目の記事です。
VRChat上でVRTRPGを回す時、CatsUdonを用いるのですが、TRPGのシステムごとに色々と用意するものがあります。今年はいろんなシステムを回したので、各システムでどんなものを用意したのかを備忘録がてら書き綴ろうと思いました。(TRPGするなら普通用意するであろう、シナリオとかエネミーデータとか、VRじゃなくてもいいもの以外)
殆どはキャラシートとマップをどうするかの話です。
システムの説明とかCatsUdonの機能の説明とか全然しないし、けっこう適当に書かれているので、わからないところはわからん!ってしてください。もしくはhanihaまで質問ください。
アリアンロッド2E
エネミー管理用excel
身内でアリアンロッドするために作ったエネミーデータ管理用excelです(いきなりVR関係ない)。完全に個人的なものです。(GMがデスクトップモードで入ること前提ですが)アリアンロッドでは敵のデータが公開されないことが多く、リソースシートでの管理でも良いのですがこういう手元のツールを組み合わせるのも良いと思いました。
キャラクターシート
キャラシをゆとしーとで作成してもらい、そのcocofolia出力を取り込んでもらいました。
マップ
CatsUdonではダンジョンビルダーで整った建築ができますが、その建築データを作成できるエクセルがあります(だいぶ古いですが)。これを使うと大規模なダンジョンが割と簡単にできます。
アリアンロッド2Eではランダムダンジョンというルールがあり、これとこのダンジョン作成excelはかなり相性がよく、予めランダムダンジョンルールでダンジョンを作り、そのダンジョンをエクセルで作ることで実際に歩き回れるダンジョンを作りました。
ソード・ワールド2.5
キャラクターシート
ゆとしーとのcocofolia出力を取り込んでもらいました
マップ
だいたいの場合マップは作ってました。CatsUdonではマス目を出す機能があり、作った舞台上にマス目を出して戦闘を行いました。
エネミーデータ
sw2.5は魔物知識判定が大体行われ、敵のデータが公開されることが多いので、予め敵のデータをテキスト化したものを用意しました。
面倒なときは電子書籍の該当ページをスクショしました。あんまり良くないかも。
ログ・ホライズンTRPG
キャラクターシート
冒険者窓口で出力できるpdfを画像に変換し、画像としてCatsUdon内に持ってきました
マップ
戦闘マップだけ作りました。余裕があればミドルのミッション用の建築をしても良さそう。ログ・ホライズンTRPGの戦闘マップはそもそもマス目で各マスで地形効果があったりするので、CatsUdonの建築と相性よい
エネミーデータ、地形効果など
ログホラウェンズデイなどにのっているシナリオを回したため、この辺のデータは全部pdfのデータをキャプチャして画像で持ってきました。
クトゥルフ神話TRPG6版
キャラシ
各キャラ作成サイトのcocofolia出力を利用しました
マップ
クローズドシナリオを回したため、作りました。探索という物がある都合上、そういった箇所だけでもあるとよいかも
いろんな情報
本から出てくる文章や、日誌など文章で提示される情報、というかシナリオに文章で乗っていて、後で参照したくなる文章は全部テキストでCatsUdon内で見れるようにしました。
魔道書大戦RPGマギカロギア
キャラシ
web上のキャラシ倉庫で作成してもらい、それをテキストデータにコンバートしました。最初は手動でやっていたんですが面倒になったので変換用excelを作ってそれを使い始めました。
内容としては、テキストでのデータシート1枚、特技表1枚、蔵書の魔素管理用リソースシートを(【緊急召喚】以外の蔵書の数/5(切り上げ))枚です。
ハンドアウト/秘密
すべてテキストで管理しています。テキストシートには、そのテキストシートを手で持ったときにだけ見れるようにする機能があり、これを用いてハンドアウトを手に持つと秘密が見れるようにしました。手に持たなくても全員が秘密を見れるようにもできるので、ハンドアウトが調査されると全体公開、というふうにしています。かなり簡単に秘密の秘匿/公開ができますが、難点として秘密公開前のハンドアウトはGM以外手に持つことができないとうことです。
敵のデータもテキストで用意してましたが、一度エネミーデータが15個もあるシナリオ回したときは、テキストシートの個数上限(30個)に引っかかるので、エネミーデータだけは画像で用意しました。
※マップはほとんど用意してないです。サイコロ・フィクションではシーン表をつかうことがほとんどなのも影響してます。なにかほしいときはサンプルワールドを使いました。
長い後日談のネクロニカ
キャラシ
データシートとパーツ管理用のエクセルシートを用意しました。
マップ
作りました。クローズドものだったので建築をして中を実際に探索してもらうような形にしました。バトルパートでの戦闘マップは、cocofolia用の戦闘シート画像をネットから持ってきて、それを取り込んでめっちゃ拡大して床におきました。その画像の上に、それぞれのPCを表すコマを置いてもらって場所とカウントを管理しました。
シノビガミ
キャラシ
データシートと特技と生命力管理用のセルシートを用意しました。
シノビガミは生命力の増減に伴って使える特技が変わってくる都合上、CatsUdonのセルシートは相性良いです。ただし頑健とかで増える追加生命点は別途数える必要があります
奥義、忍具あたりはキャラシに他の人には見えない形で記載はしたものの、まとめて書かれているので公開するとどっちも見えてしまう仕様になっており、改善の余地がありそうです
ハンドアウト/秘密
テキストシートのシークレットテキストを利用しました。マギカロギアと同じです。ただ、秘密が必ずしも全体公開ではないということで、秘密を見る際に回し読みが必要となってしまっており、改善の余地がありそうです。
情報管理
管理してないです(おい)。セルシートを作ってマス目で管理しようとしたり、感情を各自にセルシートを渡して管理してもらったりしてみましたが、あんまりしっくり来てないので改善の余地がありそうです。現在検討中。
その他
全部の項目に改善の余地がありそうですと書いてあるとおり、多分もうちょっとやりようがありそうなシステムです。現在カードシステムを利用することでハンドアウト/秘密、忍具、情報管理周りをやりやすくできないか考えてます。
キルデスビジネス
キャラシ
もともとカツドンの日で回せないかを考えていたため、セッション開始してからキャラシを作る方式を取ってました。
かんたんキルビジにすることでスキルを名前だけしか意味のないものとし、スキルと番号と特技をペンで書いてもらって横に立ってもらって写真撮ってキャラシと言い張るのを考えてました(以下の画像みたいなの。これは守護天使のキャラシ)
あと特技はセルシートで管理
ほか必要な情報はテキストシートで表示
![](https://assets.st-note.com/img/1702942034241-cjPIzwN5Wx.png?width=1200)
マップ
スタジオっぽいのだけ作ったけど根本的には用意してないです
ゆうやけこやけ
キャラシ
テキストシートで用意しました。記載しなくちゃいけない情報少ないしね。
マップ
あんまり覚えてない。サンプルワールド使ってあとアドリブでその場で作ったような……
夢、想い、ふしぎ
どれが他人に投げるやつだったか覚えてないけど、なげるやつはstatus control gunというのを使って他人のステータスを増減できるので、これでばんばん撃ってもらって(別に銃声とかはないよ)投げ合いました。
スタリィドール
キャラシ倉庫のものをテキスト出力したものと、セルシートによる特技管理用
マップ
作ろうと思って作らなかった覚えがある。まあなんとかなるもんよ。あるとよりわかりやすくなるので良いけど、基本的にホロスコープシートさえあれば必須ではないし、ホロスコープシートを動かす方が面倒なので無い方がいいまであるかも。
ストリテラ
オモテ、ウラ、チャプター
そのまんまテキストシートで置きました。それだけ!
マップ
マップというより、ロールの舞台となるワールドがあると良いと思った。シナリオ用に用意はしていないが、サンプルワールドにちょうどいいのが合ったので使わせてもらった。
プリンセスウィング
キャラシ
テキストシート、もしくは画像。じつはあんまり覚えてない。エネミーデータはテキストで用意した。(参照できればなんでもいいんじゃ。秘匿でもないし)
マップ
サンプルワールドを使用。ただ、戦闘の盤面だけは(その場で)作った。
その他
PLの人がunityに強かったりすると、キャラのプレシャスオンをアバターに仕込んできてくれていて、とってもよかった。PCが少女が多いこともあり、VRChatと相性がよいシステムだと感じた。
マイクロスコープ
用意したもの
サマリー画像…..くらい。基本的にその場でQVペンで歴史を書き綴っていった。(これならどのワールドでもできるかも)
あと出来事のRPのときにはオブジェクトをだしてそれっぽいシーンを作ったりした。
まとめ
サマリー画像は大体のシステムで用意してた。
だいぶたくさんのシステムをやってそのときに用意したものを書いたが、まだまだ洗練できると思うし、特定のシステムを一杯やってるGMさんであればもっとノウハウを知ってると思う。
クオリティーを求めれば果ては無いが、いがいと適当でもできるのがTRPGのいいところ。恐れず卓を立てていきましょう。