![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75397639/rectangle_large_type_2_e19af0c3a38405545c99990ae0b2a475.jpeg?width=1200)
◆ 気になった本 144.1
「身もこがれつつ」
周防柳 中央公論新社 9784120054471
「未練でございます」
ほ~
そう来たか...
若いころから
自分には教養がないのだから
もっと学ばなければダメだと思っていた
そこで選んだのが
何故かワイン講座
おかげで ワインについてはほんの少しだけ知識がつきました
そんなことはなかったと百も承知だけど
もし あのときに和歌を学んでいたら...
それでも
高校1年の冬休み
百人一首の暗記を命ぜられ 必死になって覚えたのは
今となっては これこそ少しは教養なのかと...
来ぬ人をまつほの浦の夕凪に 焼くや藻塩の身もこがれつつ
風そよぐ楢の小川の夕暮れは 禊ぞ夏のしるしなりける
人もおし人も恨めしあぢきなく 世を思ふゆゑに物思ふ身は
ももしきや古き軒端の忍にも なほ余りある昔なりけり
もう読了はムリかなと思っていたけど
再三の貸し出し延長
ようやく 読了
やっぱり なかなか教養は付きませんね