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◆ 気になった本 74
「舎弟たちの世界史」(イギホ 新泉社 9784787720238)
事前に「こんな感じのお話しかなぁ」って予想していたのとはずいぶん違った
読み手に さも軽い印象を与えようとオブラートに包んだような“体裁”をとっているけど
その中身はかなりシビア
そして 今の韓国で起こっていることと かつての軍事政権下で起こっていたこととは
まぁ なんら変わりはないんだと教えてくれる
歴史は繰り返すというか 国民は慣れ切ってるというか
もう何の期待もしていないんでしょうね きっと...
読み進めるうちに
「そうか~」ってわかったのは
この書き手さん このお話しの映像化を夢想して
このお話しを書き進めたのではないか ってこと
そんな気配が濃厚
じゃ ボクは主だった役を どなたが演じるのか考えなら読み進めよう!
主役のタクシー運転手ボンマンは「コクソン」や「南山の部長たち」のクァクドウォン
奥さんには「オアシス」のムンソリ
やさしい課長さんは贔屓のファンジョンミン
タクシー会社の先輩は「エクストリームジョブ」「犯罪都市」「暗数殺人」のチンソンギュ
学校の先生はもちろん「先生、キム・ボンドゥ」の白封筒ですねチャスンウォン
それとも 久々にパクヘイルの顔も見てみたいような気もするな...
年齢的なものは一切考慮してないけど
こんなんでどうでしょう?
まぁ
この配役ではないと思うけど
映画化される公算は大です!
映像化されて“語り口”を変えれば
すいぶんと印象が変わりそうです はい
読む人にもよるけど
面白いか面白くないのか またスグに読めるのかは ビミョーかな...