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◆ 気になった本 46
「桃源」(黒川博行 集英社 9784087716764)
この書き手さん 毎回 毎回 新刊が出るのをすごく楽しみにしてる!
昨年11月に出た「桃源」ようやく順番が回って来ました
しかし スゴイ束やね! 560ページ!
ボクがまだ高校生くらいやったかな
同じように 松本清張さんの新刊が出るのを楽しみにしてた
そこで繰り広げられるお話しの中で
世の中はこんな仕組みで動いているのかとか
こんな仕事もあるのかとか
世間の裏側をチラ見させてもらい 勉強になった(ような気がしてた)
で
今では この黒川博行がすっかりその役を引き受けてくれてる
今回は“沈船ビジネス”やね
そして
弾むように応酬されるリズムのある会話
ちっとも落ち着かず跳び撥ねるようなスピーディーな移動
それがこの書き手さんの魅力
いつもなら
相当のツカでも一気読みだけど
今回はずいぶん時間がかかった
ちょっとキレが鈍った?
でも 面白かったけどね
ラスト もうひとヒネリあるかなって期待したけどね...
次回は係長の宇佐美を主人公に据えてもらいたい(んなワケないか!)
いや 二宮桑原コンビを速く!
今回の「桃源」はシリーズものではないので これだけ読んでも大丈夫
ただし お時間は少々喰いますね きっと