![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59605924/rectangle_large_type_2_7c0e0a7d2682b75518afa0b67d4965c7.jpeg?width=1200)
◆ 気になった本 116
「櫓太鼓がきこえる」(鈴村ふみ 集英社 9784087717440)
目のつけどころがいい
今までにない新鮮さ
登場する力士を土俵上へ文字通り「呼び出し」
土俵を掃き
花道に控え
時に審判の親方の世話を焼き
懸賞幕をもって周回し
手水を管理し 懸賞の祝儀袋の束を行司に手渡す
スポンサーの名を背負った着物に
大関の名が腰に刺しゅうされた達付袴がユニホーム
この人たちは何なんだろうと思うけど
その詳細は謎だった
呼出の全てではないにせよ その一端を垣間見せてくれる
それに
優勝決定戦では 胸が熱くなった
>そうか。相撲ってこんな、人の心を動かせるんだ。
>なんか俺、すげえ世界で生きてるんだな。(p217)
次
本場所行ったとき
いや TVでもいいか
お相撲さん以外にももう少し注目してみよう
そんな気にさせられます
当たり前だけど 人の数だけそれぞれの人生があるんだね
相撲に興味があってもなくても
面白く 読みやすい
オススメ
篤のその後が気になるな