◆ 気になった本 285
「ヴェンデビー・パズル」
ロイス・ローリー 新評論 9784794812582
1952年ドイツのヴェンデビーという町
工事中の小さな沼地で偶然発見された
それは人類学者によって
2000年前の少女の遺体だとされ
「ヴェンデビー・ガール」と名付られた...
書き手は
この少女が
なぜ 若くして沼地で死ななければならなかったのか
その理由を考察しつつ
物語りを紡ぎはじめる
(エストリルトのパートはラストにもうひとヒネリ欲しかったかな…)
が 後年
新たな研究手法により発見された事実により
物語りの前提が覆され...
リアリティと空想のはざまで
大胆に物語ることの楽しみが詰まってる
巻末のヒントもいい!
中高生が読後にディスカッションするのに
持ってこい(かも...)