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こころと暮らし

なんとなくもやもやするときがある
種類は様々だけど、パワーが出ないなあと思う。
眠る以外の全部に退場いただきたい。
そんな気持ちになる。

とりあえずコーヒーを飲んで煙草を吸う。
がんばる?
ねむっちゃう?
何度も問いかけて、とりあえず洗濯機に洗濯物をほうり込めたら、わたしの勝ちだ。

たまに負けてしまうこともあるけれど、
「洗濯機をまわしているあいだ」というのは、わたしを勇ましくさせる。

部屋を掃除する前に、洗い物をすませたい。
水回りが汚いと運気が下がる気がする。
排水口にも洗剤を落とす

洗剤落としているあいだには換気が必須だ。
だいたい、パワーが下がっているときには、掃除と換気をサボっていたりする。

風が通って、深く息を吸う。

東京にきて、4軒目の家から窓がふたつになった。
6軒目のいまも、窓がふたつある。
ふたつの窓が開くと、確かに風が通るのだ。

風が通っているあいだに、
掃除をするなら、その前に洗濯物も取り込みたい。
そうしているうちに、排水口に水を流して、
次の排水口に洗剤を落とす

そうして次は何をしようか、と思って掃除をすることが、ここ何年かは心の健康になっている。

もともとは、在宅で働く友達の手伝いだったり、好きな人と暮らしていたからとか、人のために始めたことだったのに、
これは、ひとりになっても変わらずに残った。
実は、苦手なのは片付けで、掃除は性に合っている、と気づくのに生後30年近くかかったのである。

すべてを完璧にやらなくてもいい、とここ数年で思えたことも大きい。

昔はゴミを捨て忘れた自分に幻滅したり、
洗濯機をまわしたあとにパジャマを入れ忘れたことに悲しんだりしていたけれど、

ずぼらさを享受したわたしは、
「適当にたまにやろう」と思えるようになった。
今日はちょっとだけ、
そして、やりたいところまで、と。

掃除とか、ラジオ体操とか、ピアノの基礎練であるハノンとか、
そういうものが好きになるとは思えなかった。
これらはすべて、「それらをしているあいだは、まじめに何かを考えなくてもいい」「やったら絶対にプラスになる」というところで、
わたしの中では、電車に乗ることと似ている。
そのあいだは頑張る義務もなく、前に進んでいる感じ。
すこやかな感じ。

たまにめんどうなときはサボればいいし、
部屋は綺麗になるし、
換気をすれば悪い気もどこかに行く気がするし、
たまに褒められたりしちゃって

そうして、すべてが終わったときに部屋を見渡して、わたしは深く頷く。

あーーーよくやった

すっきりとした気持ちで煙草を吸ったり昼寝をしたりすれば、
やっぱりふて寝よりすこやかな気がするのだ。

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