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2022_1226_ひとりごと

松永ねる
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うそをついていたわけではないけれど
そんなに必死だったわけでも
誤魔化していたわけではないけれど

手放してみたら、ずいぶんと息がしやすい。
時間の流れがずいぶんとやさしくなった。
労る
ご自愛ください
たぶん、こういうことだったんじゃないか。と思って

書き続けた日々は
「書くことが好きだ」という気持ちへ至らせてくれたけれど

同時に
手放してみても、息ができる。
書くことは好きだけれど、書かなくても死ななかった。

「君は、ピアノがなくても生きていけることの意味を、きちんと考えるべきだ」
と、言われたことを思い出す。

なんと残酷なことだろう、と思った。
ピアノしかなくて、そこにしか居場所がなかった。
居場所というのは、生きていても良い理由だった。

怪我をして
右手が動かないわたしへの
それは深い愛情であったと、今ならばわかる。

もう一度選ぶときで
この部屋にいる限り、わたしは誤らない
というか、身軽な選択を繰り返せるような気がしている

カーテンを開けながら
そんなふうに、思っている。




【photo】 amano yasuhiro
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