見出し画像

いま、やさしい魔法をかけるとき

もう、一生note書けないかと思った……

夕方、今日は日中に家事もやって、どうぶつの森もやって散歩もして、
身体を動かしたし、おいしいものも食べたのに(近所の大好きなカフェに課金してきた!ほんとうに好き!)、
パソコンに向かって書き始めたら、どうしてもうまくいかない。
気に入らない。
納得するものが書けない。

たぶん、選んだテーマが悪いんだろう、という気はしていた。
だから、他のものを書けばいい、と思ったのに
なにを書いていいかわからなくなってしまった。

しばらく粘ってから、わたしは逃げ出すことにした。
「えっ、いままで1日5本とか書けた日もあったのに?」と自分で思いながら、
先週そんなに書いた自分も信じられないし、
いま、まさに「飛べなくなっちゃった」と泣き出すキキのような気持ちで、
もはや何も信じられず、わたしは毛布にくるまった。

目覚めて、この文章を書いている。

夢の中で交通事故を起こしていたので、気持ちは何か追い詰めたものがあったのかもしれない。
でもいま、こうしてケロッと書いている。

わたしは、しんどいときには寝ちゃうのがいい。

人が絡んでいない、わたしが勝手に思い込んだり思いつめたりしているとき、
わたしは寝ると、だいたい解決する。
起きているとダメだ。
何をしていても、そのことを考えてしまう。
だから、眠るのがいい。
一度逃げて、リセットをする。

何の前触れもなく、ダメになる。
という気もするけど、
今回はここ数日、少し更新の速度を落としていたし、
弾いたピアノが毎度気に入らなかったり、という日々の中の出来事だった。
それが前触れだったかもしれないけど、何か思い当たる理由があるわけではなかった。
気づいたら、暗闇の中にいる。


身体的な部分で言うと、わたしは弱ったときに「右手」と「口」に症状が出る。
右手は、毎度決まった部分が荒れはじめて、寝ているあいだに掻いてしまう。
指が上手にまがらなくなって、ふつうに生活していると悪化してしまう。

そういえば……最近その症状があって
寝る前に、ティッシュとかコットンを指に巻いてしのいだんだった…
(本当は綿の手袋があるとかんたんでよかったんだけど、なかった)

口は、ヘルペスと口内炎を長年患っていて、出現頻度はあがっている気がする。
ヘルペスの薬は、「近所のコンビニに行くから財布だけ」ってとき以外は、絶対に持ち歩いている。
口内炎にはコレ
唇のパックも、絶対に欠かさない。口はすごく荒れやすい。


「まつながちゃんのウィークポイントは、口なんだね」と
ヘルペスと口内炎の話をしたとき、友人に言われてハッとした。
ヘルペスと口内炎を患っている自覚はあったけど、
そうかこれが、「ウィークポイント」なのか。

ここが弱るとき、わたしは無自覚であることが多いんだけど、
なにか、身体からのSOSなんだと思う。

「痛みは、身体からのSOSだから、受け止めなきゃだめですよ」
と言ってもらってから、もう何年も経つけど、いまでも記憶に新しい。
なんとなく痛みって、「我慢できるならしちゃおう」と思っていたから、
そういう意味で、まったく受け止めていなかった。


そしてこの期に及んで、
ここ数日、右手のウィークポイントが弱っていたのに「まあいっか」とスルーしていた自分をぶん殴りたい。
飛べなくなる前に、少し労るべきだった。


あなたは、自分の身体のウィークポイントを知っていますか?
落ち込んだ自分の、機嫌の取り方を知っていますか?

すごく高尚な生き方を知っている人ならば、「症状が出る前に」「落ち込む前に」手を打つのでしょうけれど
なかなか、そうもいかない。少なくとも、わたしは。

だったらせめて、
自分を守るための方法を、大事にいたわるための方法を、
いくつか、持っていてもいいんじゃないかな。と思う。

お風呂に入る、買い物をする、友だちと話す、大声を出す、ゲームをやる、映画を見る、料理をする
いろいろあると思う。
もしかしたらそれらの行為は「サボっている」「遊んでいるだけ」という感情との線引きが難しいかもしれない。

でももう、落ちてしまったのならば
ここまで頑張ってきていたのだろうし
たぶん大事なのは「そこからもう1度歩き出す勇気」のほうだから、

わたしは、あなたを守る手助けは、もしかしたらできるかもしれないけど
あなたが、手を取ってくれないと意味のないことで、
手を伸ばせるのは、あなた自身だけだから。
もし、手を伸ばしたあとに困ってしまったら、声をかけてね。
人を励ましたり、一緒に考えたり悩んだりすると、わたしは元気になれるから。
そんなあなたと歩める、たくましい人でありたい、という気持ちが、ちゃんとわたしを元気にするから。


ご自愛ください、と手紙の最後に書いている。
心身ともに、ご自愛ください。

いまも、そんな風に思っている。


photo by amano yasuhiro


(関連記事)やっぱり眠っちゃおう、ていうはなし


スタバに行きます。500円以上のサポートで、ご希望の方には郵便でお手紙のお届けも◎