精査の欠陥(自ら曝した無知)

めちゃめちゃミスや穴を見付けるのが得意なので、生番組の卓Dとかでテロップのミス見付けて回避するの得意でした。そして日常では気付いたことの8分の1くらいしかアウトプットしてませんが、それでも粗探しが得意な嫌なヤツです。』と、本日自ら、『粗探しが得意で嫌なヤツ』と嬉し気に呟いていたので、臨時にコラムを書いてみたいと思います。1/8くらいしか、アウトプットしていないという事は、今でさえ、twitterやブログには他人の粗探しが溢れているのに、半笑い氏の脳内には、その8倍も他人の粗で埋まっているのか。。と思えば気持ちが悪くなって、指先が震えて涙が溢れてきました。

まず、本日(11/22)は、「noteでの販売」4レースのうち、2レース的中(銀嶺S:○=△馬連43.2倍×1200円=51840円・東京12R:○=△馬連29.2倍×500円=14600円)おめでとうございます。

4R全て◎は、馬券圏外遥か彼方へ消えてしまっていますが、◎○2頭から其々に馬連流し。。5頭3連複ボックス&◎○流し。。なんて大きな網をお持ちで引っ掛かって良かったですね。的中は的中ですし、精査が緩いので、序列や絞るという行為は自滅へ繋がりますからね。お似合いの的中です。

今月に入って、25レース販売して3レースしか的中していないのに、一日で2レース的中とは、購入者も大喜びで、「note」の「スキ」も沢山ついて、twitterも活況になっていることでしょうね。今までは、「不的中」「不的中」「不的中」。。。と、文字だからいいものの、発声していたら確実にオウムでさえ覚えてしまう位の連呼でしたからね。余計な事ですが、見ていてくれていると思うので、言っておきますが、twitterの『東京12Rは○3→△7→×4。押さえ的中でした。馬連500円×28.9倍=14,450円。』の記載ですが、オッズ・金額が間違っていますよ。(29.2倍・14600円)ですよ。会員さんは指摘してくれないのですかね?まさか、購入者ゼロ・土日会員配信外レースだった訳じゃないですよね?

それから疑問ですが、「半笑いの予想」の的中実績に「東京12Rの的中」が掲載されていますが、土曜日は東京・京都メインの2鞍配信の予定が記載されていたのに、「note販売のみ」と思われる「東京12R」の的中も載せていいのですかね?それなら、分母も週5Rから実数に変えないと、又、後日に都合の良い集計で回収率を計算するテクニカル集計が出現するのでしょうか?

それでは、本題に入ります。

ここまで各馬の資質を看破した予想は、他ではなかなかなかったと思う。』とか、『やはり自分が到達している地点には自信がある。今後にもぜひご期待頂きたい。』とか『レースの見立てに関する蓄積が多く、精度が高いという自負はあります。』とか、読む者が、恥ずかしくなる位に、美辞麗句を並べて自画自賛している『半笑いの予想』について、少し語りたいと思います。

今までに、何度も「この人はレースを見ていないのではないか?」「机上の数値計算が主体で、各馬のレース毎の個別の動向についての視点が欠けている」という印象を受ける事が多々ありました。今日は、その一つの例を掲げて、半笑い氏の自慢の精査のレベル・根底にある大前提についての誤った認識について検証します。

以下の文章は、昨年の9月に「秋のG1パック」の宣材として、スプリンターズS直前に半笑い氏が自ら記載して公表した文章です。

http://hanwarai.net/mob/mmback/20130926.html


【2】コース形態と適性の話~スプリンターズS直前


※こちらはブログ「破滅へのカウントダウン ~“半笑い”のやさぐれ博打日記」に記載の内容の再録となります(一部編集は行っております)。コース形態で競馬場を分類すると、どのような分け方になると皆さんは認識してますか?例えば「小回り適性」という指標がある、とあるスマホのゲームでは、札幌・函館・福島・小倉が「小回り」という分類になっています。この分類はよく使われますが、実は説明不足な部分もあります。この4場は全て、芝もダートも「ゴール前の直線が300m未満」なので、「ラストの直線が短い」という意味での分類ならば間違いないですが、例えば1周の長さで言えば札幌や函館は芝・ダート共に、新潟の芝内回り・ダートよりも長いので、注意が必要です。更に重要なのは、通常「小回り」というワードでイメージされやすい「コーナーのきつさ」という意味では、この分類が全く間違っているということ。即ち、直線の長さから大回りとされがちな新潟のコーナー半径は全ての小回り競馬場より小さいし、直線の短さから必ず小回りと称される札幌のコーナー半径は、なんと東京と変わらないくらい大きいのです。このように、一般的に使われる「大回り」「小回り」という表現も、細かく見るといろんな意味を含んでおり、ある部分では間違っている場合があります。よって「小回り適性」というような言葉に括ってしまうことで競走馬の資質の把握を大雑把にし過ぎると、真の適性を見誤ることがあるので、しっかり認識して細かい適性を区別する必要があるのです。(※念の為にフォローしておくと、あくまでも予想や評価・評論に於いての話です。冒頭の例に挙げたゲームの場合、分かりやすさも必要なので敢えて簡略化しているのだと思いますし、むしろゲームでここまで適性に気を配っているのはよくできた作品だと思います。ただゲーム内で「適性」を「適正」としている誤字は残念ですが…)

そしてもう一つ。コース形態に於いては、水平方向だけでなく垂直方向の特徴も重要です。そう、コースの起伏(上り下り)の問題。通常これも、「坂コース」「平坦コース」という分類がされがちですね。ラストの直線に上り坂があるかどうかで、「坂コース=東京・中山・阪神・中京・福島」「平坦コース=京都・札幌・函館・新潟・小倉」という分類を行うのが一般的。なかでも中山・阪神・中京を「急坂コース」と呼んだりもするでしょう。恐らく皆さんも、急坂コースのレース予想では「急坂適性」を意識することが多いと思います。

ではここで、今週末はスプリンターズSということで、芝1200m戦に絞ってもう一歩踏み込んだ問題です。以下の分類はどういう法則に従ったものだと思いますか?

A=中山1200・阪神内1200・中京1200・小倉1200

B=京都内1200・函館1200・福島1200・新潟1200

C=札幌1200

Aは急坂だけかと思いきや、平坦の小倉も入っている。逆にBは平坦ばかりのなかに、坂がある福島が入っている。そしてCというもう1つのグループも。

答えはこちら↓

これは「向こう正面~3コーナーの起伏」で分類したものです。Aは「向こう正面~3コーナーが主に下り坂」、Bは「主に上り坂」、Cは「ほぼ平坦」という分類。1200m戦に於いては、この部分がレースの位置取りを決める前半部分にあたるので、実は極めて重要だと私は考えています。実力・人気共に圧倒的なロードカナロアがいるここは、各馬の取捨を厳密にする必要があるレース。ここではこれ以上の詳しいことが書けませんが、スプリント戦では特にコース前半の起伏に関する適性まで考慮しながら、資質を判定して行くことは必須だと考えます。「ラップ予想」というと単純に数字の比較だけをするイメージがあるかもしれませんが、その比較に於いても前後半の起伏をしっかり盛り込んで、能力と適性を見極める必要があるのです。「半笑いの予想」( http://hanwarai.net/ )では、常にこの部分に踏み込んだ予想を配信しています。ご好評につき、今年も秋のG1パックの募集を開始しました。スプリンターズS前の早期入会特典キャンペーン中ですので、よろしくご検討ください!

競馬初心者なら、まだしも普通の競馬ファンならば、上記の文章を読んで違和感を感じる方は多いと思います。何冊も競馬本を発刊して、「有料予想」を販売している人が、自画自賛している自身の「予想」の根幹が如何に深いか、精査が充実しているかをアピールする為に、コース形態の把握を掲げて文章にした内容が、この程度なのです。

この文章を見た途端に、半笑い氏に対する違和感・疑問(レースを見ていないのではないか?後付で講釈ばかりを垂れる)が自分の中で解決しました。やはり、その違和感は間違っていなかったのです。

一般的に、最後の直線にの勾配については論じられているが、私の視点はコース全体にまで及んでおり、それを踏まえてペース・ラップを検証して精査しているのです。。。という「俺スゲー」を展開したかったのでしょうが、上記の文章をもう一度見て下さい。A・B・Cに選別した競馬場と、回答での説明を照らし合わせてみれば一目瞭然です。「向こう正面~3コーナーの起伏」で分類・Bは「主に上り坂」と説明した上で、『新潟1200をBに分類しているのです

1200m戦に於いては、この部分がレースの位置取りを決める前半部分にあたるので、実は極めて重要だと私は考えています。スプリント戦では特にコース前半の起伏に関する適性まで考慮しながら、資質を判定して行くことは必須だと考えます。「ラップ予想」というと単純に数字の比較だけをするイメージがあるかもしれませんが、その比較に於いても前後半の起伏をしっかり盛り込んで、能力と適性を見極める必要があるのです。

上記のように、上から目線で偉そうに書いて、恰も御満悦の様子ですが、所詮、机上の計算なんて、その程度のものなのです。コース形態を知らないという事は、レースも見ていないし、その間違った分類で、どうやって資質を判定しているのでしょうか?

新潟1200は、誰もが知っているように「C」なのです。

それでは、何故半笑い氏は、そんな競馬の基礎の基礎を間違ったのでしょうか?A・B・Cに其々項目が10個以上あるような分類であれば、単純な記述ミスによって誤って混在してしまう事もあるでしょうが、今回は9コースをA・B・Cに選別して、尚Cの分類は、札幌1200だけという表記です。もし、間違って書いていただけならば、すぐに気付く筈なのです。という事は、即ち、半笑い氏は、この分類を正しいと思っていた。という事になります。

それでは、何故、半笑い氏は、誰が見ても明らかにCグループに属する筈の新潟1200mを、Bグループに選別したのでしょうか?

新潟のレースも何度も予想した事もある半笑い氏が、Bグループに選んだ理由は、1つしかありません。半笑い氏は、JRAのHP等で、「芝コース高低断面図」を確認した上で分類したのです。

http://www.jra.go.jp/facilities/race/niigata/course.html

JRAのHPを見て頂ければ解かると思いますが、各競馬場のコースを平面図と高低断面図で表記しています。半笑い氏は、新潟コースの外回りの高低断面図を見て1200mと書いてある位置から(向こう正面~3コーナーの起伏)を見て、単純に「上り坂」、故に「B」と判断したのです。

しかし、新潟1200mは、その下に記載してある新潟内回りコースの高低断面図を見なければいけないのです。そこには、皆が知っている新潟芝1200mの特徴である平坦なコース図が示されているのです。明らかに「C」に分類すべき高低断面図が示されているのです。

机上の競馬予想家なんて、偉そうな講釈を垂れても、その程度のレベルなのです。自分はコース形態なんて知らないくせに、御託を並べて自分の価値を高めようとコーティングするのです。中身は空っぽです。HPで確認して分類した(内回りか外回りか知らなかった)(スタートして平坦なのか、上り坂なのか知らなかった)(HPで見て、過去のレースの記憶と違和感を感じなかった)という点からも、言い訳の出来ない汚点です。

「ロンシャン競馬場が。。。」とか「海外のレースのラップが。。。」とかを自慢気に語る前に、誰でも知っている国内の競馬場の最低限の知識くらい脳内にインプットした上で、自画自賛してください。○歳で数字の単位をいくつ覚えたとか。。。○歳で円周率を○○桁まで暗記した。。。なんて何の自慢にもならない周囲を不愉快にするだけのtwitterをするくらいの暇があれば、販売商品である予想のベースとなる国内の数少ない舞台形態くらいは、カンニングせずとも、しっかり把握しておいて下さい。ゲーム上の適正→適性なんて細かい揚げ足を皮肉っぽく指摘していますが、そんなどうでも良い誤字問題より、「無知、低レベル、中身が空っぽ」を曝け出した自爆の方が、比較にならない程、致命的ですよ。

自分で、自分の愚かさを曝け出したという非常に解かりやすい事例でしたので、コラムに残しておきました。次は、半笑い氏の言い分について(その13)に続きます。

#競馬 #半笑い