【性格】考えの「多様性」をじゃましているものとは。
意見が食い違ったら秒で折れるJUNです。
もちろん、「譲れないもの」がかかっている場合は、折れるわけにはいきません。
ただ、「譲れないもの」がおびやかされる危険性は、長い人生においてそんなに頻繁に訪れるものではありません。
本日は、そんな話題。
実は、「自分のこだわりを捨てる」というのは、なかなか難しい。
「多様な意見を取り入れよう!」とか「常に謙虚な姿勢で!」と言われますが、実は、そう簡単なことではないのです。
その理由について、まとめましたので、ぜひ、温かい気持ちで読み進めてみてくださいね。
▼考えの「多様性」をじゃましているものとは。
僕のように秒で折れる人も、普段は強く主張することのない人にも、実は、「自分が信じていること」は、知らず知らずのうちに固まっていきます。
それ自体は、まったくわるものではないのですが、その陰にこっそりとひそんでいる曲者がいるのです。
それは、
「自分の信じている情報を良しとする心理」
です。
このままでは、分かりにくいので、ターリ・シャーロットさんたちの実験をご紹介しましょう。
シャーロットさんたちは、「気候変動」をテーマとして実験を行いました。
まずは、参加者たちの「気候変動への考え方」を事前に調査し、「気候変動の要因は人である」と強く信じる人と、そうでない人というグループに分けました。
そして、2種類の情報を渡したのです。
示された「ニュース」には、「気候変動が予想よりも状況が良くなりそう」というものと「状況がさらに悪化している」という全く逆の情報が与えられたのです。
すると、「ニュース」に対する反応もおもしろいほど逆でした。
どのような反応になったのかというと、
というのです。
おもしろいのは、「『気候変動の要因は人でない』と考えていた人たちは、『ニュース』に対して、さきほどと全く逆の反応を示した」ところ。
何が言いたいのかと言うと、
ということなのです。
そう、「多様な意見を取り入れよう!」と言いながらも「自分が信じていることだけを取り入れている」のです。
ただ、人類を代表して言い訳させてください。
「自分の価値観に沿わない意見だからといって意図的に無視しているわけではない!」のです。
確かに確認はしています。
ただ、「取り入れていない」だけ。
ちなみに、取り入れないならまだしも、「絶対に相手の方が間違っている」という「決めつけ」に発展してしまうこともあるので注意です。
「エコーチェンバー現象」と言われていますが、そのような人の意見を変えようと努力しても無理ですので、ほどよい距離を取るのが正解です。
▼まとめ。
本記事では、「自分の価値観を自分で分かっていたほうがいいよ。」という内容を書きました。
自分で書いておいてなんですが、これがなかなか難しい。
過去記事にも書きましたが、「自分のことは自分が一番分かっていない。」
なんてこともあり得ますからね。
ぜひ、「多様性」から得たフィードバックを頼りに「自分の考え方の癖」的なものを発見してみてくださいね!!
こんな「サークル」で、「価値観」を見つけてみるのはいかがでしょう?