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「成功」は「変化」によってもたらされる

この世のあらゆることは「変化」によってより良くなります。

「社会」という大きなものから「生き方」という個人的なものまで、より良くするためには「変化」から目を背けることはできません。

しかし、ぼくたち人間の基本スタンスは「変化を嫌う」という立場を取りがち。

そうなってしまう理由は簡単で「変化した先が予想できないという不確定要素により不安を感じるから」に他なりません。

「絶対に思い通りになる」という確証があれば、きっと多くの人が難なくチャレンジを決めるのですが、そんな100%の確証がある出来事なんてないのが世の中の厳しさであり、楽しさでもありますよね。

そんなルールで世の中が回っているからこそ、自分の人生をより充実させたいのであれば、ある意味「居心地の悪い状態に敢えて身を置く」というのが正解なのです。

本記事では、敢えて「居心地の悪い状態」を作り出す「変革者のススメ」をテーマに書いていきます。

もちろん、読む人によって置かれている状況や立場は違うでしょう。

しかし、今の環境をより良くしたいと願うのであれば、現状維持という構えはおすすめできません。

何も大きな変革をもたらす必要はありません。

自分の内に秘めたちょっとしたチャレンジで構わないのです。

そんなちょっといたチャレンジが積み重なって自分の人生は、思った方向に好転していくはず。

ぜひとも、最後まで読んでみてくださいね。

▼「いつも通り」を良しとしないスタンスの大切さ

このような話題では、「成功事例」よりも「失敗事例」の方が再現性があるとされているのですが、本記事では成功事例で失礼します。

本記事でお力を貸していただくのは、アメリカ陸軍を改革したとも言われているジョージ・マーシャルさん。

マーシャルさんは、軍人であり政治家。

「マーシャルプラン」によって戦争によって被災したヨーロッパの国々の復興を指揮したことでも有名です。

ちなみに、マーシャルさんは第一次世界大戦では、本部への情報伝達を仕事としていました。

前線の状況を把握し、本部に戻ってくると次の大規模行動のために兵站の計画を立てていました。

マーシャルさんという個人に託されたのは、60万人という人員と90万トンもの物資や弾薬。

それだけの人員と物資を滞りなく移動させなくてはならないという目が回りそうな任務だったのですが、この仕事ぶりが後に伝説となり、「ウィザード(魔法使い)」というニックネームさえついたとか。

そんな凄腕マーシャルさんの改革について見ていきましょう。

まずは、1972年のこと。

マーシャルさんは、フォートベニング陸軍歩兵学校に赴任します。

そして、授業内容を次々と一新していきました。

マーシャルさんが赴任する前の学校では、「自軍や敵軍の配置が完全に把握されている」という前提に立って授業が行われていました。

マーシャルさんは、「そんなあり得ない状況で学んでも意味がない!」と考え、それからの演習では地図を渡さないか、実情とあっていない古い地図を渡すことで、「実際の戦争では、地図などあっても役に立たない」というところから教え始めたのです。

これは、「より現場に即したリアルな状況で学ばないと意味がない」ということを教えてくれています。

ぼくたちは、「見通しのもてないこと」や「因果関係が分からないこと」を嫌います。

しかし、全てが揃い、完全に状況が整った環境なんていくら待っていても訪れないのがリアルでしょう。

マーシャルさん曰く、

「遅れたタイミングで完璧な策を講じるよりも、策そのものは稚拙でも早いタイミングで講じる方がずっといい。」

と、教えてくれているのです。

▼無駄に複雑にするよりも分かりやすさが命!

教員界あるあるなのかもしれませんが、文字量が命と勘違いをして「誰が読むんだよ!」という文章を提供されることがよくあります。

書いている本人は、「ほら、こんなに頑張ったよ!」という気持ちなのかもしれませんが、提供されたこちら側としては、よっぽど興味・関心がない限りは、「うわ~これ全部読むのは大変だぜ。」という気持ちが先だってしまいがち。

だとしたら、伝えたい思いを文章に込めるのであれば、「伝えたいことをどれだけシンプルに分かりやすく伝えるのか?」ということの方が量にこだわるよりも相手に優しいのでしょう。

マーシャルさんも、こんな改革を行ったことで知られています。

例えば、「戦地における補給について」という120ページに及ぶマニュアルを12ページに削減したとか。

この変革により、経験の浅い兵士たちもより簡単に訓練ができるようになったのです。

さらに、実際の訓練では、命令系統の下にいる経験の浅い兵士に対してもある程度の「自由裁量」を与えました。

がちがちのマニュアルで動きを固めるのではなく、自ら考えて行動ができるようにする配慮もさすがの一言です。

ぼくたちはルールを決める側に立つと、順守する側が迷わないようにとがちがちのルールを決めたくなってしまいますが、状況によっては、自分で判断する力が試されることもあるでしょう。

常にマニュアル通りとか指示通りに動くことだけを練習していると、安心なようでいて動きにくい部分も出てくるのです。

相手のことを思ってルールや指示をするのであれば、覚えきれないような項目を作るのではなく、シンプルな行動指針を定め、あとは個人の考える力と意志を信じることも大切なのです。

▼まとめ

本記事では、「より良くするには常に変化していることが必要だよ!」という内容をまとめました。

きっと、ぼくの記事を読んだ下さっている方は、「お決まり」よりも「変化」が大好きなのではないかと勝手に推測しております。

このように、過去の偉人から学び、その学びをリアルな自分の人生で試してみることは、最高におもしろいですよね。

ぜひとも、「当たり前」に流されるのではなく、共に「変化」を楽しもうではありませんか。

📘参考文献
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