静寂の力~静けさという武器~
「アテンションエコノミー」という言葉ができる位、現代人は、ありとあらゆることに注意を引かれているみたい。
確かに、暇つぶしが充実した現代において、暇で暇で仕方ないなんて時間はなくなっていますものね。
そんな状況が普通になると、今度は、「暇な時間の大切さ」が注目を浴び始めるからおもしろい。
どうやら、テクノロジーの発展は、僕たち人間の情報処理能力をはるかに超えていると言われています。
だからこそ、自分の能力を必要なタイミングで発揮できるよう、能力の使い方を工夫すると良さそうです。
本記事では、ありとあらゆる手段を使って僕たちの注意を引こうとしてくる世界の中で敢えて「静寂」という選択をすることで、生活をよりよくしていこうぜ!という内容となっております。
大切なリソースを消費するコンテンツを作り出して申し訳ないですが、ぜひとも読んでみてくださいね。
▼知っておきたい!静寂の力
スマホのような目に見えない注意の引き方もあれば、単純に「うるさい」という環境が集中を邪魔する場合もあります。
ある学校を対象に行われた実験で、「飛行機の飛行経路に面した騒音教室と、静かな環境で勉強ができる教室を比較する」というものがあります。
学力の効果を比較したところ、なんと「騒音教室の方が読解力が低かった」なんて結果が出たのです。
騒音によって集中が途切れたり、疲労感が高まったりすることで、学習効果が阻害されたのです。
だからこそ、存分に力を発揮したい場合には、環境の選択が重要になってくるのです。
さらに、静寂の力が示された実験を紹介します。
医師であるルチアーノ・ベルナルディさんは、「テンポやリズム、メロディの違った6種類の音楽を実験参加者に聴いてもらい、身体への影響を確かめた」のです。
その実験の結果がおもしろい。
「一番リラックス効果があったのは、曲と曲の間に設けられた2分間の静寂だった!」
というから驚きです。
もちろん、気分転換に好きな音楽を聴くこともよいでしょう。
勉強や仕事の合間に好きな音楽を挟むことによって、モチベーションが上がり、結果的に効率を上げることもできます。
ただ、リラックス効果をねらうのであれば、何も音がしない「静寂」を取り入れることも選択肢としてもっておきましょう。
時に、何もすることなくぼ~っとする時間が、あなたの人生を効率化から救い出し、本当の充実をもたらしてくれるかもしれません。
▼まとめ
本記事では、「驚くべき静寂の力」について紹介しました。
合理化、効率化の時代ではありますが、思い切ってその価値観から脱する勇気をもち、自分の人生を豊かにしてくださいね。
📘おすすめ本📘
#静寂の技法―最良の人生を導く「静けさ」の力
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