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【仕事】子どもに教えてあげたい!「仕事」を選ぶ前に覚えておきたいこととは。

とっても楽しそうに働いているように見られるJUNです。

このような書き方をすると、「楽しくないのか。」と捉えられそうですが、そうではありません。真剣に答えるとしたら、「楽しいことの方が多い!」と一点の曇りもなく答えることができます。
#ほんとにほんとだよ

本日は、そんな話題。

保護者の方にも「先生は、先生という職業が天職ですね!」と言われたことが何度かあります。ということは、「楽しそうに働いている。」ということが伝わったのだと勝手に解釈しております。

それはそれで嬉しいのですが、目の前にいる子どもたちにも教師として、いや大人として、楽しい仕事に就いてほしいと思うのです。そんなことを常日ごろから考えてこんな記事を書きました。

この記事に懲りることなく、再び「好きなことで生きていくのは、ちょっと難しいかな。」という内容になっております。前回よりも、より現実的となっておりますので、合わせて読んでみてくださいね。

▶「天職」ってなんなんだ。

そもそも論からいきましょう。世の中には、どうやら「天職」というものがあるらしい。あるのであれば、一度はお目にかかりたいものです。

僕はどうなんだと言うと、確かに「楽しさ!」は存分に味わっていますが、「天職」とまでは言い切れません。今でも、自分の実力のなさに落ち込んだり、やりたくないことの押収に逃げ出したくなったりよくします。
#本当によくします

この記事を読んでくださっているあなたはどうでしょう。自分の仕事を「天職」と言い切れるでしょうか。

もしも、「言い切れる」のであれば、この先の内容は読み飛ばしていただき、取り敢えず「スキ」だけしてページを閉じてください。

ここからは、「天職と言い切れない」前提で書いていきますよ。

誤解を気にせず言い切ってしまえば、

「天職なんてものは存在しない!」

のです!!

ついに言ってしまいました。だから、「好きなことで生きていく。」というニューウェーブは、子どもたちの職業選択をより複雑にしたと言っても良いのです。

どういうことかと言うと、

「仕事をするなら楽しく働きたい!」

まぁ、この気持ちは100歩譲って許しましょうと。しかし、

「自分の100%好きな仕事がどこかにある。」

というこの考え方だけは、正しいとは言い切れないのです。

「若者の早期退社」がトレンドになって久しいですが、もしかしたら、「もっと自分に合った楽しい仕事があるのではないか。」という幻想が、離職率を高めているかもしれません。

では、そこに潜む闇について次章で切り込んでいきましょう。

▶「好きなことで生きていく。」という難しさ。

本当は、僕もこの言葉自体は大好きなのです。

本当にこれが実現したらいいなぁと思うのですが、なかなか難しいことがいくつかあります。

まずは、「好きなことだけできるという状況の難しさ。」をあげなくてはいけません。

これが、離職率の最たる原因なのではと密かににらんでいるのですが、「自分の好きな職業だから頑張れそう。」と思って実際に働いてみると、

「あれっ、自分が望んでいた仕事ってこんなんだっけ?」

という疑念も生まれやすいことが分かっています。

オックスフォード大学が行った研究では、なんと、

「好きなことを仕事にした人ほど長続きしない。」

という結果が出ています。

この研究では、

「『好きなことを仕事にしている』という人たちよりも、『好き嫌いではなく、仕事として割り切って働いている』というタイプの方が、作業の上達が早く、すぐに仕事を辞めない。」

ということが分かったのです。
#科学的な適職

なんとも衝撃的な結果ですよね! 

しかし、世の中には、自分の仕事を「天職」だと信じて、本当に楽しそうに仕事に従事してらっしゃる方がいるのも事実。そのような方は、どのようにして、自分の仕事にのめりこんでいったのでしょう。

そんな疑問を解決してくれるロイファナ大学の研究結果をご紹介します。

2014年に多数の起業家に対して、「今の仕事をどれだけ天職と考えているか。」と尋ね、「仕事に投入している努力の量」や「毎日どれだけワクワクして働けているか。」といったアンケートを行いました。

その結果、分かったことは、

「自分の仕事に対する情熱は、どれだけ努力してきたかによる。」

ということだったのです。

繰り返しになりますが、ざっくりもう一度言うと、

「自分の仕事に対してリソースをつぎ込めばつぎ込むほど、情熱は高まっていき、天職に近づく。」

ということなのです。言い換えると、

「初めから天職となるわけではなく、汗と努力の結晶が『天職』を作り上げる。」

とも言えますよね!

これらの研究から僕たち大人が子どもに伝えなければならない事実は、

「ちょっとやそっとで諦めるのではなく、とにかくチャレンジして続けてみることが大切。」

ということなのです!!

思い返してみれば何でもそうじゃないですか。スポーツも楽器演奏も、

「できるから楽しい!」

わけですよね。

しかし、最初はみんな初心者だったはずなのです。そして、初心者の時期を汗と努力で乗り越えて「できる」ようになったから、「楽しい!」とか「好き!」につながりますよね!!

実は、仕事もそのような構造になっていたのです!!

▶まとめ。

本記事では、「チャレンジしたからこそ天職となる!」という内容をまとめました。

自分で書いていて、「絶対自分の子どもには教えておいてあげよう!」と思ってしまいました。

「きっと、自分にぴったりの仕事があるはずだ。」と夢見がちなスタートを切ると、大分激しいしっぺ返しになること間違いなしですから。

仕事選びの現実と共に、「向いてる向いていない。」を抜きとして、ある程度のリソースを割いてから判断することも大切なのです!!

ぜひとも、「チャレンジすることの楽しさ!」を伝えてあげてくださいね!


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