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「遠く」まで行きたいのであれば、「みんな」で進もう。

「早く行きたければ一人で進め。遠くまで行きたければみんなで進め。」

というアフリカの諺はご存じでしょうか。

と、調子よく書き始めたら「アフリカの諺じゃないかも。」なんて言われたので気になって調べたらアフリカでした。

こちらの記事が、おもしろいです。

最近の国語の授業で、「自分のお気に入りの名言を紹介する」という活動をしているのですが、名言の宝庫と言えば、トーマス・エジソンさん。

あの努力激押し感が子どもたちにも大人気。

そんなエジソンさんについて子どもたちと世間話をしていると、子どもたちのエジソンさんに対する変人イメージがすごいことに気づいたのです。

「ほとんど寝ずに研究に没頭していた」なんて記述を読んだ子どもたちは、どれだけの変わり者なんだと胸をわくわくさせる訳です。

きっと、工場にこもって一人。黙々と実験を繰り返していたのだろうと…。

しかし、実際は、子どもたちが想像するよりも人に囲まれてわきあいあいと研究していたのではないかとも思うのです。

というのも、エジソンさんが発明してくださった電気。

その発明は、多数の発明が組み合わさって生まれたものであり、全てをエジソンさん一人がやったのではないのです。

その偉大な発明には、化学者、数学者、物理学者、技師、ガラス吹き職人たちが努力を重ねてようやく完成にまで至ったのでした。

そう、エジソンさんはもち前のコミュ力で、「コミュニティ」を形成していたからこそ、人々の生活を一変するような発明することができたのです。

おもしろいのは、伝記作家であるポール・イスラエルさんによるエジソンさんの評価。イスラエルさんによると、

「彼は、あの時代にあの地域で暮らす、まぁ普通の少年だったらしい。幼い頃は、実験や機械が並外れて好きな子どもであったが、メカいじりなら当時の中西部の少年であればだれでもやっていた。」

と言っているのです。
#マインドセット

今や天才の称号をほしいままにしているエジソンさんですが、どうやら”生まれながら”というよりも、並外れた「やる気」、「粘り強さ」のような非認知能力による成功であった可能性もあるのです。

しかし、注目すべきは、彼の研究への協力者の数。多くの専門家に囲まれていたことから考えても、やはり、遠くを目指したいのであれば、仲間の存在は欠かせないということでしょう。

みんなで進むからこそ、遠くまで行くことができるのです。

▼天才すぎた二コラ・テスラ。

電気の発明といえば、エジソンさんですが、実際に主流になっているのは二コラ・テスラさんが発見した交流電流の方。

伝記つながりで、テスラさんの逸話も書かせてください。

優れたビシネスセンスで成功を収めたエジソンさんとは反対に、テスラさんは天才過ぎたためひっそりとした最期を遂げます。

テスラさんは、「ワイヤレス送電」という技術を普及させようと研究を進めていました。

当然ですが、送電するには有線ケーブルを通じて行いますよね。しかし、テスラさんは一味違います。「空気中を伝わって離れたところに電気を送る」というアイデアを実現しようと考えたのでした。

テスラさんは、ジョン・モルガンさんという大金持ちから資金援助を受けて昼夜実験に明け暮れます。

しかし、当時は、有線での電力供給すらやっとの時代。テスラさんのアイデアは実現することなく資金援助を打ち切られたのでした。

それから72年後の2015年3月。日本の三菱重工が10キロワットの電力を500m先に送電することに成功しました。

この技術は、宇宙空間にある太陽光パネルから地球に送電し、電気として利用する技術に発展するとして、2040年ごろに実用化されるであろうという見通しがもたれています。

なんと、二コラ・テスラさんは、100年以上先の未来に実用化されるであろう技術を理論ベースで可能と結論付け、チャレンジしたのです!
#未来に先回りする思考法

ちなみに、テスラさんは、エジソンさんから、

「お前ほどの働き者は初めてだ。」

と太鼓判を押されたことからも、努力家であったことは間違いありません。

▼まとめ。

本記事では、「大きいことがしたければ、仲間づくりが大切だよ!」という内容をまとめました。

途中、本題から大分逸れたような気もしますが、そんな話もおもしろい。

ぜひぜひ、こんなあーだこーだ無駄話をするコミュニティに入って、子どもたちの夢の応援団になりませんか。

あなたのご参加を、心よりお待ちしております(^^♪


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