【時間】「時短術」は効果ない?「時短」と「心の余裕」の関係とは。
ようやく「やらない。」という選択ができるようになったJUNです。
本当にやりたいことが見つかったというのも大きいでしょう。できる限り「やらなくてもいいこと。」を見抜く力と実践する度胸はついてきました。
本日は、そんな話題。
このまま話を進めていくと、「よかったね!」で終わりそうなのですが、そうは問屋が卸さない。驚くべきことに、
「時間について意識をすればするほど、多忙感が生まれる。」
という衝撃的な情報をつかんでしまったのです。
自己実現をするために、自分なりの「時間術」を駆使して1日を精一杯生きている皆さんは、ぜひとも、「命の時間」を少しだけつかって読んでみてくださいね。
▶「時間欠乏」によるデメリットとは。
過去の記事でもたびたび「時間」を取り上げてきました。
その理由は単純明快で、人間に平等に与えられている数少ないものとしてまずあげられるのが「時間」だからです。
そして、僕のような「組織」に縛られている人間は、24時間という制限の中から、確実に「勤務時間」が差し引かれます。さらに、「家族の時間」も大切にしたいという欲求がありますので、その時間をさらに引いていく。
すると、「個人で使える時間」というのは、限りなく少なくなっていく。
どこからともなく「時間を司る神」が現れ、「JUNよ。君のその時間の使い方は、満足か。」と聞かれたら、僕は、
「いえ、もっと時間を使いたいことがあります!」
と、迷わず応えるでしょう。
しかし、この「感覚」こそ実は危ないかもしれないのです。
カナダ・ヨーク大学のロナルド・J・バークさんたちの研究で、トルコの800人以上の管理職や専門職についている人々に次のような質問をしました。
「『1日の時間は十分ではない』や『私の人生はあわただしすぎる』という言葉に同意しますか。」
と。
僕はこの実験の被験者ではありませんが、もしも、聞かれたとしたら「はい!!」と、誰よりも元気に応えていたでしょう。
そして、衝撃的な結果が。
「これらの言葉に同意した労働者は、自分の仕事にあまり満足していないと答えただけでなく、人生全体にもあまり満足していないと答えた。」
というのです!! さらに、
「頭痛や睡眠の問題があるという報告も多く見られた。」
というのですから、もはや絶句するしかありません。
この研究が何を意味しているかというと、
「日々、忙しさを感じて時間に追われた生き方をしている人は、『今、この瞬間』に生きることができない。」
という、「マインド」の問題だったのです。
そこまで言われたら、もう返す言葉もありません。「#マインドフルネスストレス逓減法」という名著も読んでいたのにもかかわらず、申し訳ないと言わざるを得ません。
では、どうすれば良いのかを次章で書いていきますね。
▶「時間神話」を断ち切る。
さて、解決編でございます。
「ございます。」というか、自分の「生き方」をもう一度見直すため、みなさんもお付き合いください。
結論から言うと、
「『時間』は、確かに大切なんだけど、あまり『有益に』とか『効率的に』というプレッシャーをもちすぎない。」
ということが大切!
現在の僕の状況を何度振り返ってみても、「使える時間の制限」というものは、確かに存在します。
だからこそ、「『今』自分が取り組んでいることに集中する。」ということが解決の糸口になるのです。
ここで、「やってはいけないこと。」を書いておきますね。僕は、やってしまっていたのですが、「今」から改めます。それは、
「時間をお金に変換して考える思考。」
です!!
どういうことかと言うと、「時間を時給計算して考える。」という方法です。例えば移動手段に迷ったとき。「タクシーにするか、電車か、または歩いていこうか。」といくつかの選択肢があるとしましょう。そんなとき、
「僕の仕事は、だいたい1時間〇〇円だから、タクシーの方が時間を有効に使えるぞ。」
という思考法のことを言います。
もちろん、時給計算で働いている方はもろにこの思考が当てはまると思うのですが、この思考法に慣れてしまうと、
「全て自分の行動を時給計算してしまう。」
という問題点が発生します。この思考法のどこに問題が隠れているかというと、
「たくさん働くことに価値がある。」
という思考に流れてしまうのです。
僕もアルバイトをしていた時代は、「長く働けば働くほどお金をもらえる。」と思い、率先して残業し、時間を稼ぐことに奮闘していました。
しかし、「今」を生きる僕たちにとっては、この思考法は大変危険です。
きっと、みなさんが目標としている「自己実現」のゴールは、単純な「お金持ち」ではないと思うのです。
ということは、「自己実現」に向かうことができることに「時間」を割くべきであり、まずは、その「時間」を捻出することが重要なのです。
だからこそ、この「時給換算思考」が残っていると、
「もっと『有益に』、『効率的に』時間を使わないと!」
と、知らず知らずのうちに自分へプレッシャーを与えてしまい、結果的に「多忙感」を生み出してしまうという何とも恐ろしい「思考のねじれ」を生み出してしまうのです!!
▶まとめ。
本記事では、「ダメ!絶対!『時給換算思考法』」という内容をまとめました。
いやはや、情報を集めて分かっているつもりでも、頭でっかちになっていました。まさか、「時間を作り出そうとすることが多忙感につながる。」なんて。完全にハマっていました。
きっと、「やりたい!」という願望が強ければ強いほど、結果を焦ってしまいがちになるのではないでしょうか。価値のあるのは「プロセス」ですからね。
日々、努力を積み重ね、その積み重ねを発信することで、本当に大切な「時間」の使い方を追求していこうではありませんか!!
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