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創造力をブーストする「マインドワンダリング」~ぼーっとする時間のすすめ~

みなさんは、ぼんやりとしている時に、ふとよいアイデアが浮かんだ経験はありませんか?

実は、この「心ここにあらず」な状態には、私たちの創造性を引き出す驚くべき力があるのです。

本記事では、ぼ〜っとするじかん、いわゆる「マインドワンダリング」についてさくっと解説します。

「アイデアが浮かばない!」と困った時には、少しだけ思考を遊ばせてみてくださいね。

動画はこちら👇


▼マインドワンダリングって?

まずは、「マインドワンダリング」についてさくっと知っておきましょう。

「マインドワンダリング」とは、何も考えていない状態をイメージすると分かりやすいでしょう。

何も考えていないと言っても、人間の脳は考えることを止めてはくれませんから、頭の中には取り止めのない思考がぐるぐると渦巻いているような状態になります。

一般的には「気が散る」とか「集中力が途切れる」といったネガティブな印象で捉えられがちですが、実はこの状態が私たちの創造性や問題解決能力を高めてくれると分かっています。

▼マインドワンダリングのメリット

そんなマインドワンダリングのメリットをいくつか挙げるとこんな感じ。

1. 創造性の向上:新しいアイデアが生まれやすくなります。
2. 問題解決能力の向上:無意識のうちに問題の解決策を模索します。
3. ストレス軽減:心に余裕ができ、リラックス効果があります。
4. 自己理解の深まり:自分の内面と向き合う時間が増えます。

「考えが煮詰り、気分転換だと思って散歩にでかけたら素晴らしいアイデアを思いついた!」なんてエピソードを聞いたことがありませんか?

ペンシルバニア大学のスコット・バリー・カウフマンさんの調査では、

「シャワー中にアイデアがひらめいた経験のある人は72%もいる」

とか。
#残酷すぎる成功法則

まさに、思考を遊ばせている時間に斬新なアイデアや意外な解決策が思いつく。

そんな“ひらめき“の裏側には、マインドワンダリングが隠れているのです。

▼マインドワンダリングの活用法

もちろん、マインドワンダリングについて知っているだけでは、もの足りません。

できれば、意図的に活用したいじゃないですか。

そんな方法はこちら。

1. 意図的な「ぼんやり時間」を作る
 →1日15分程度、何もしない時間を設けます。
2. 散歩やシャワーを活用
 →単純な作業中にこそ、良いアイデアが浮かびやすいです。
3. デジタルデトックス
 →常に情報に触れている状態を避け、心に余白を作ります。

大切なことは、一日中考え続けるのではなく、意図的に脳に余白をつくってあげること。

ホワイトスペースの記事はこちら👇

やはり、時間に余白のない生活では、創造性を発揮するタイミングを逃してしまいますからね。

とはいえ、メインの仕事には集中力も必要です。

だからこそ、マインドワンダリングを発揮できるような思考を遊ばせる時間を1日のスケジュールの中に設定しておくことがポイント。

ただ、マインドワンダリングの注意点として、「ネガティブ思考に囚われる」という負の側面があります。

メンタルが不安定な時に思考を遊ばせると、頭の中に今現在抱えている問題や最悪のシナリオが連続再生されてしまいがち。

心配事や悩みの発生原因は「暇な時間」じゃないかとも言われますからね。

思考がネガティブになってしまう時は、運動のような気分転換を意図的に組み込むことが必要なので注意です。

ネガティブ思考対策についてはこちら👇

▼まとめ

本記事では、「創造力をブーストするマインドワンダリングの力」を紹介しました。

タイパという言葉が生まれるほど、現代人は時間に執着するがあまり、ぼ〜っとする時間を失っています。

ただ、人生を充実させるためには、自分自身の生活を創造性豊かに彩ることは必須。

日々の喧騒に巻き込まれ、ふと立ち止まった時に「こんなはずじゃなかった。」と思いたくないありませんよね。

ぜひ、定期的なマインドワンダリング時間を作ってみてくださいね。


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