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時間を有効に使う秘訣は、覚悟なんじゃないかという話

様々な調査結果が、「子育てによる幸福度の低下」を示しています。

要因を考えてみると、もろもろありすぎて「これだ!」とは特定できないので、本記事では「時間」と「仕事」の面から、浅く取り扱っていこうと思います。

「子育て時間を楽しみたい!」という方は、読んでみてくださいね。

▼「時間」がないのは「心」の問題

最近は「タイパ」が叫ばれていますが、基本的な余暇時間というのは、1950年代に比べたら増えていることが分かっています。

アメリカでは、1週間あたりの余暇時間は、この50年間で、男性が6~9時間。女性が、4~8時間増えたとのこと。
#TIME SMART

「だったらどうして、こんなにも時間がないんだ?」と疑問に思った方もいらっしゃるでしょう。どうやら、「時間」ではなく、「心」の方に問題がありそうです。

心の問題といっても病んでいるということではなく、「『時間がない。』と思い込んでいる」ということ。

「忙しい=仕事ができる」とか「忙しい=充実している」という価値観が蔓延したことに、時間貧乏となってしまう要因がありそうです。

例えば、おもしろい実験があって、

学生たちをコンサルタントに仕立て、お客さんに対して1分間に15セント請求するグループと、1分間で50セント請求するグループに分け、実験をしてみました。

すると、高給取りである「1分間50セントチーム」の方が、「時間に追われている感覚が強かった」というのです。

この実験が何を示しているのかというと、

「人間は、富を追求すればするほど、時間欠乏感が強くなる。」

ということ。これは、結構根深くて、

「人間は、お金を稼げば稼ぐほど余裕が手に入る。」

という勘違いにつながっているのです。別の調査で、165か国で170万人からデータをとったところ、

「全世界平均で、年収6万ドルあたりからお金と人生の充実度の関係はなくなる。」

ということが分かったのです。

しかし、僕たちは、もっともっとと富を追求する思考がインプットされている。だから、仕事の予定をぎっちぎちに入れたり、長時間労働や休日返上を仕方ないと感じてしまうのかもしれません。

頼まれた仕事に対して「NO!」というのは、かなり勇気がいりますものね。

▼「時間の充実」は「覚悟」で決まる

さて、お金と時間の関係を整理してみると、どうやら僕たちは「どれだけ稼いでも満足することはない」ようで、「もっと稼ぐためには、時間を使わないといけない」というのがスタンダードの考え方らしい。

では、スタンダードからいったん外れて、「時間」という限られたリソースを十分に使い切るための方法を考えていきましょう。

題名には「覚悟」と書きましたが、「時間の充実」をはかるには、まず「やらないことを増やす」ことから始まります。

だって、なるべく予定が埋まっていない方がいいのですから。「やるべきこと以外はやらない!」と覚悟を決める必要があるでしょう。

詳しくは、こちらにまとめました👇

さらに、徹底するために「最新のテクノロジー」も捨てましょう。
#比喩的表現であり実際に捨てると困ります

パソコンやスマホなど、最新のテクノロジーは、僕たちの時間をさらっていく大泥棒。「この時間は〇〇をする!」と決めたのなら、必要のないテクノロジーから距離を取ろうではありませんか。

ちなみに、やりたいことを細切れにされると、余計に「時間欠乏感」が強まることが知られています。

例えば、「よし、ずっと読めなかった本を1時間たっぷり読むぞ!」と決めたとしても、テクノロジーは簡単にあなたの時間に介入してきます。

「メール一件くらい…」と思うでしょう。確かに、時間的には回数を積み重ねない限り大したことがないかもしれません。しかし、大切なことを見逃しています。

それは、「集中を取り戻す時間」なのです。

いったん本の世界に浸ったものの、メールの着信音で引き戻される。1分後には本を読み始めるのだが、再び本の世界へ入り直さないといけない。この過程で失われているものがあることは自明の理でしょう。

集中力の維持が困難になった現代において、何度も集中を遮断されるような進め方こそ効率を落とす最大悪なのです。

繰り返しになりますが、「充実した時間を過ごす」と決めたのであれば、それ相応の覚悟を決め、環境を整える必要があるのです。

▼まとめ

本記事では、「時間を充実させるには、目的に応じた事前準備が必須だよ!」という内容をまとめました。

便利さ故、失われているものもあるのです。だからこそ、使われる側ではなく、使いこなす側に回りたいもの。

時間の満足度を高めることは、人生の満足度の直結しますからね。ぜひとも、手を抜くことなく追究し続けてくださいね。

ちなみに、こんな【メンバーシップ】に時間を投入してみるのはいかがでしょう。こちら側から、集中力を乱すような発信は決して致しません。

ぜひ、充実した時間の使い方としてご利用ください(^^♪

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