「不登校流」友達づくりの準備
ダンバー数という有名な概念を作り出したロビン・ダンバーさん曰く、
らしい。
そうは言っても、友達づくりに得手不得手はあるもの。もちろん、「それって意識の問題ですよね。」と言われたら「うん。」としか言いようがないのですが、どうしたってちょっと身構えてしまう人もいるでしょう。
そんなハードルを高くするのは、もしかしたら「不登校」として過ごした期間かもしれません。
しかし、「不登校」だからと言って友達がいない訳ではありません。そして、「不登校」だったからと言って、新しい環境で友達をつくれない訳でもありません。
むしろ、「不登校」として過ごしている間に自分と向き合うことで、新しい友達をつくるポイントさえ見つけることができるのです。
こんな記事も書きましたが、友達は多ければいいってもんじゃない。自分のことを理解してくれて、自分の気持ちを表現できる心許せる人の数は、できるだけ多く見積もっても10人ほど。その中に、家族とかが含まれてくると友達の数は、もっと少なくなってくるのがダンバー数的に見ても当然のことなのです。
本記事では、「不登校」の時間を使って自分と向き合い、本当に心を許せる友達と出会う準備をしておこうじゃないかというのがテーマ。
ぜひとも、親友を見つける7つの視点をもとに、自分自身について考えてみてくださいね。
▼親友を見つける7つの視点
過去にこんな記事を書いていました。
この記事にも書いてある通り、友達というのは、「自分と似た価値観の人」のことを言います。
新しい環境で、互いに初対面。よーいどん!で友達づくりが始まると、「隣に座っていた。」とか「帰り道が一緒だった。」とか、何となくの理由で友達っぽくなりますよね。
しかし、1カ月、2か月と過ぎていき、新生活にも慣れてくると、「自然と一緒にいるメンバーが変わってきた」なんてことありません?
これは、初対面からそれなりの時間を過ごすうちに、「本当に自分と価値観のある人間関係」を知らず知らずのうちに選んだから。
「いやいや、だったらみんな一緒にいればいいじゃない?」と言いたいところですが、ここで登場するのがダンバー数。
人間は、親密な関係性を築くことができる人数に限界があるのです。
過去記事にも書きましたが、10人ほどの心許せるメンバーをつくり、そこに新参者が現れると、10人の中で一番距離間の離れているメンバーがその外枠5人にはじき出される運命をたどります。
これは、ひどいとかではなく、「時間」が大いに関係してきます。
僕たちの時間は有限ですよね。だからこそ、その有限な時間を使ってコミュニケーションをとることを考えた時、より親密な人に対して時間を多く使いたいのは当然の選択。
すると、親密な人が増えれば増えるほど、1人に割くことの時間は減るわけで、親友をべらぼうな数に増やすことは構造的に不可能なのです。
そんな話を挟みつつ、そろそろ本題。
ダンバーさんが「友達は生まれるもの」と表現した通り、僕たちは遺伝子レベルで惹かれ合うことが分かっています。
ただ、そこには”きっかけ”となる7つの視点がございます。それは、
という7つでございます。
#シンプルで合理的な人生設計
こうやって書き出すと、「なるほど!」と思いますよね。
私事ですが、ある教育系YouTuberが「地方の学校の習慣」みたいな内容を発信していたのです。完全な雑談回だったのですが、その地方の学校が、自分が初めて勤務した学校で、めちゃくちゃ親近感が湧き、思わずフォローボタンをぽちり。そんなことって結構ありますよね?
ということは、この7つの視点を自分の中ではっきりさせておくことが、生涯に渡って支えてくれる親友を見つけるヒントとなるのです。
そして、「不登校」という時間を使って自分と向き合い、自分の「好き」や「得意」を明確にしておくことで、親友を見つけるチャンスが広がるというもの。
特に④➄⑥⑦のような部分は、自分自身で、「私って〇〇が結構好きだな。」と自覚しておくことが、いつか出会う親友とのきっかけをプレゼントしてくれる可能性となるのです。
ちなみに、自分の「強みの見つけ方」はこちらに書きました👇
このように、「不登校」は必然的に自分と向き合う時間が増えます。
その時間の使い方をどのようにデザインするかは、かなり大切。もちろん、最初は、自分のエネルギーを充電することが最優先の期間もあるでしょう。
決して、無理やりやる気を出す必要はありません。
しかし、「自分と向き合う」というのは、メリットでもありデメリットの部分も少なからずあるのです。
次回は、そんな「自分と向き合うデメリット」の部分について書いていきますね。