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なぜ「チャレンジ」を避けるのか
先生や親御さんであれば、子どもたちに対して「間違えてもいいから、チャレンジしよう!」なんて声をかけたことがあるのではないでしょうか。
しかし、自分をふりかえってみると、
「新しいチャレンジって、結構、勇気がいるよね…」
って、思いません?
僕自身、このnoteを3年以上続けてきましたが、最初は、noteで発信するのも躊躇していました。「なんで?」と自分に問いかけてみると、「恐怖」があったことは誤魔化せない事実。
やっぱり、見通しがもてない状況というのは、大なり小なり「恐怖」が伴うものなのです。
本記事では、新しいチャレンジに伴う「恐怖」を受け止めつつ、乗り越える考え方をまとめました。
ぜひとも、子どもさんにアドバイスしてあげてくださいね。
▼「チャレンジ」に恐怖する理由
例えば、完全アウェーな「新しい場所」へ行ったとしたら、あなたはどのようにふるまいますか?
「転校」、「転職」とか、新しく始めた「習い事」なんて場面をイメージしてもよいでしょう。
きっと、周囲を見回しつつ、「この場所での振る舞い方は何が正解なんだろう?」なんて様子を見るのではないでしょうか。
これは、人間の根本的な性質である「集団に馴染む力」が発揮されているのです。むかしから、僕たちは、「集団」となることで生き延びてきました。
狩猟採集の時代までさかのぼると、「ムラから追い出される=死」を意味していたので、今よりももっと「集団」を意識して生活していたのではないかとも言われています。
ということはですよ。
「新しい環境」、言ってみれば「新しいムラ」に移住したあなたは、その「ムラ」のしきたりを何となく理解して、「ぼくもこのムラのしきたりに従う仲間ですよ。」という雰囲気を醸し出すことによって、古参のメンバーに認めらることをねらっているのでしょう。
しかし、「新しいチャレンジ」は、ある意味、「ムラ」からの脱退、脱村?を意味します。
「ムラの中では、誰もやっていないこと」にチャレンジするのですからね。
前例がないことに対し、「止めておきなよ。」、「うまくいかないよ。」とネガティブキャンペーンが始まるのもうなずけます。
誰も正解が分からないのです。
「分からない」からこそ、否定的になってしまうのも、これまた人間”あるある”ですよね。
「新しい」からこそ、「進むべき方向が分からない」という「恐怖」があり、そこに「周囲の人の理解が得られない」なんてダブルパンチ。
こんな状態で「新しいチャレンジをする!」なんて決断は、なかなか難しいのです。
▼大切なのは「自分が心地よい状態」に身を置くこと
余談となりますが、自由の象徴とも言えるアメリカでも、
「『自分らしく生きる』という人生観は、1960年まで異様だった」
ということです。
#無理ゲ―社会
「自分らしく生きる」なんて価値観がよしとされるようになったのは、わりと最近だったのですね。
「生きていくことが全て!」から、「生活をもっと便利にしたい!」となり、その願いがある程度叶った現代だからこそ、「自分らしく生きたい!」なんて視点が出てきたのでしょう。
しかし、この新しい視点が、新しい悩みの種を生み出した側面も見逃すことはできません。
こんな現代だからこそ、心に留めておきたいことは、
「自分は、どのような状態が心地よいのか?」
という問いを自らに発し、「自分を知る」ということでしょう。
「敷かれたレール」でもよいでしょう。「尖った個性の発揮」でもいいじゃないですか。そこに正解はありません。主人公はあくまでも自分なのですから、「自分が心地よい状態に身を置く」ことに価値があるのです。
ちなみに、「自分視点で考える」ことは、言うほど簡単ではありません。
どうしても、「他者との比較」にとらわれてしまいますからね。
「つながりやすくなった負の面」と言いますか、どうしても現代では自分と他者の比較思考におちいりがち。
もちろん、「主人公は自分」と再認識し、情報を都合よく取捨選択することで心地よさを取り戻すことができます。
目を逸らし続けることもよくない部分もありますが、まずは、自分を整えることが先決ですからね。
精神論的なふわっとした情報で終わりを迎えようとしていますが、親御さんは、子どもの「居心地がよい状態」を見つけ出し、客観的なアドバイスを送ってあげてくださいね。
もしも本気で「自分らしさ」を見つけたいのであれば「価値観リスト」を作ってみるのがおすすめです👇
▼まとめ
本記事では、「『自分らしさ』という新しいチャレンジは怖いけれど、見つけることで居心地がよくなるよ。」という内容をまとめました。
このnoteも、「新しいチャレンジ」の結果をアウトプットする場所として。気持ちを書き出す「メンタルの書き込み部屋」として、めちゃくちゃ「居心地のよさ」を提供していますよね。
きっと、あなたの生活の中にも、「チャレンジを受け止めてくれる居心地のよい居場所」があるのではないでしょうか。
ちなみに、そんな場所をつくろうとしています。
細々と続けておりますので、ぜひ、気が向いた時に、ご参加ください!
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