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意味があるかどうかよりも、あると決めること

人間は、「意味がない」という状態になると、とってもストレスを抱えるみたい。

こんな記事も書きましたが、

どんな状況でも何かしらの意味を見出して自分自身を安心させようとする。

もちろん、その意味づけが正しい場合もあるでしょう。

しかし、時には、強引につなぎ合わせただけの場合もあるのではないでしょうか。

大切なのは、自分中で筋が通っていることであり、正解かでっちあげかなんて最終的には関係ないのです。

本日は、そんなでっちあげ方面の話。

子どもたちと工作や絵に取り組んでいて「なるほど!」と思ったことをシェアします。

何の役に立つかは分かりませんが、お時間は取らせませんので、ぜひとも、このまま読み進めてくださいね。

▼作品に自分の世界観が現れる理由

まだ先生になりたての頃、先輩先生から、「子どもの作品には子どもの価値観とか感情が現れるんだぞ!」と教えていただきました。

その頃はふーんと思っていましたが、先輩先生の教えは「確かに!」という実感値に変わっていく。

考えてみれば当然で、僕たちが創作した作品というのは、「僕」というフィルターを通し、「僕」という人間が選択して創り上げたもの。

どれだけ無意識を装っていたとしても、その人が創った作品であれば、「その人」の「経験」とか「感情」とかが反映されるのは当然のことなのです。

▼「考えない」ことの難しさ

子どもたちと作品作りをしている時、なるほど!と思ったことの1つに、「とにかくやってみなよ!」ということの難しさがあります。

例えば、1枚の木の板を渡して、「とにかくこの木の板を自由に切って組み合わせてみればいいじゃん!」と言ったとしましょう。

子どもたちは楽しそうに木を切っているのですが、しばらくすると聞こえてくるのは、「あっ!これって◯◯っぽい!」「なんかこの形、◯◯に似ていない?」というもの。

ここでも、人間らしさが垣間見えます。

そう、僕たちは「意味のないものに意味を付けたがる生きもの」でしたよね。

活動も同じ。

適当に活動をしているつもりでも、子どもたちはどんどんと意味付けを始め、何かしらの価値を出そうとするのです。

▼意味づけ癖の使い方

ここまで、「人間はどんな状況でも、意味を見つけたがるよ!」という内容を書いていました。

ここで、この人間の特性の使い方をご紹介します。

ずばり、「どんな活動でも始める前にまず意味付ける」というもの。

そろそろしつこいのですが、僕たち人間は意味を見出したいのです。

だからこそ、活動を始めるときに「意味付け」をして始めると、何も考えずに始めた時よりも、学習効果的がアップするのです。

自分の時間を使って取り組むことや、気が進まないけれどチャレンジしたことには、やはり「意味がある!」と思いたいじゃないですか。 

これは、子どもも大人も変わりません。

どんなことからも学びを得ようを思うなら、「この活動は、自分にとってどんな意味があるかな?」と意識して始めてみるのが吉。

ぜひとも、使ってみてくださいね。

▼まとめ

本記事では、「意味づけが価値を生み出すよ!」という内容をまとめました。

年齢を重ねてくると、「もう知っている」とか「自分には必要ない」とか簡単に決めてしまいがち。

もちろん、自分人生にとってムダな時間は存在します。

しかし、全てをムダだと決めつけて時間を浪費しているのはもったいない。

だからこそ、回避できないムダの中にも視点を変えて、役立つことを見つけていこうではありませんか!


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