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「主張」をする前にやるべきこと。

「全ての進歩は、非理性的な人のおかげである。」

という言葉を残したのは、劇作家のジョージ・バーナード・ショー氏。

この記事にも書いたように、「常識にとらわれない見方ができるからこそ、大きな成果が得られる」ということはあるみたい。

じゃあ、偏った見方をすればいいの?と言われたら、そうとも言えません。

目的とすることが大きくなればなるほど協力者は必要不可欠になりますよね。ということは、「見方が独特で斬新なアイデアをもっている」だけでは、肝心な能力を社会に届けるまで至らないかもしれないのです。

本記事では、斬新なアイデアをみんなの協力を得て実現までもっていくために必要なことをシェアさせていただきます。

▼「主張」をする前にやるべきこと。

まずは、悲しい現実から。

ミネソタ大学の研究者、ユージーン・キムさんとテリーザ・グラムさんは、

「才能ある人ほど他人に嫉妬されやすく、嫌われたり、うらまれたり、仲間外れにされたり、陰で中傷されたりする。」

というとんでもない発見をしてくれました。

悲しいかな、世間を見回すと「そうかもな…」と思わざるを得ません。

しかし、悲しんでばかりもいられない。そんな状況を打破する方法があるのです。その方法が「他者貢献」なのです!!

過去記事にも書きましたが、建築家や科学者を調べたところ、「才能豊かな人ほど、持論に自信満々で、他者の意見を聞き入れない傾向がある」ということ。

このような関係性では、やはり、「才能」を発揮しやすい環境を整えることはできなそうです。

だからこそ、まずは「他者との関係づくり」を進めるべきなのです。

心理学者のエドウィン・ホランダ―さんは、

「周囲の人との関係において『信用』をためておくことで、ときにめちゃくちゃ変なことを言い出しても、喜んで力を貸してくれる。」

ということを発見したのです。
#GIVE&TAKE

普段から心地よい仲間意識を築いておくと、斬新なアイデアを出したとしても、

「まぁ、あの人が言うんだからやる価値あるかもね!」

という話の流れになるということなのです。

あなたも経験ありませんか?「あの人が提案するとすんなり通るのに、違う人が同じ提案をしても通らない。」なんてこと。

ここまでくると、「提案の内容」ではなく「誰が提案するか」が大切だということは自明の理ですよね。

もちろん、それだけ「信用」を高めているということは、めちゃくちゃなアイデアだったとしても、その根底は、「組織のため」とか「みんなのため」なのでしょう。

結論、普段から他者貢献を積み重ね「信用貯金」をためておくことにより、「何かしらメリットがあるんだろうなぁ。」と思わせる存在になったもん勝ちということなのです。

▼まとめ。

本記事では、「斬新なアイデアを提案する前に、まずは信用貯金だ!」という内容をまとめました。

これは、「会社」でなくとも「学校」でも同じ。

余談ですが、忘れ物をして報告したら「叱られる人」と「流される人」がいるという矛盾に気づいた瞬間ってありません?

この反応の違いもまさに「信用貯金」のなせる技。

普段から「組織のため」、「みんなのため」と頑張っているという評価を受けている人だからこそ、ミスをしても「まぁ、たまにはそういうこともあるよな。」となる可能性が高まるのです。

何はともあれ、「貢献する」ということは無敵状態をつくり出すということ。「人助け」は「自分助け」ですからね。

ぜひ、明日からいつもより多めに「人助け」していきましょう!



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