「努力」できることが「才能」を見つけるヒント【才能記事まとめ②】
最近、「才能シリーズ」で記事をかいていますが、もはや「才能」を語る上で「努力」以上に大切なことはありません。
「みんなの憧れ」となるような人たちは、彼らの「才能」を無事に開花させ、きらきらした活躍をしているのですが、彼らの「努力」には、あまり焦点が当たりません。
見えないけれど確実なのは、誰もが「努力」をしてパフォーマンスを維持しているということ。
これは、勉強、スポーツ、音楽などなど、どんなものにも当てはまる「成功法則」なのです。
例えば、アメリカの心理学者ハーバート・サイモンさんとウィリアム・チェイスさんの調査では、
というのです。
賛否はありますが、「一万時間の法則」なんて言葉がよく聞かれました。「何事も一流になるには一万時間の練習が必要」というものです。
練習を積み重ねていく中で、どうしても目安が欲しいのであればこの「一万時間」を基準として考えてみるものよいでしょう。
ちなみに、練習方法にもこだわる必要があります。例えば、ときに「個人練習」も大切。
やはり、時間に基づいた経験値こそ、その分野での「成功」を引き寄せるために超絶大切なポイントなのです。
▼「天才児」はどうなの問題
ここまで「時間をかけた努力の継続が大切」と、かなりスパルタな内容を書いてきましたが、もはや練習の大切さは、受け入れるしかありません。
#受け入れてください
もちろん、生まれもった体格のようなアドバンテージはあったとしても、「手を抜いた練習で何とかなる世界」というのはありません。
短期的な結果を求めるのではなく、着実に練習を積み重ねていくことが大切なのですが、「だったら、天才児はどうなのよ?」という問題が生じます。
「天才児」こそ、生まれながらの才能で大人顔負けのスキルをもっていることで取り上げられるのですが、やはり、そのきらきらの裏にある努力も取り上げて見ていく必要があるでしょう。
例えば、モーツァルトさん。5歳でバイオリンとピアノのための曲を書き出したというのですから、もはや天才児と言えるでしょう。
しかし、モーツァルトのお父さんが有名な作曲家・演奏家であった事実は見逃せません。さらに、お父さん主導で3歳から厳しい訓練を受けていたことも事実。その訓練は、18年間続きました。
スポーツでもお一人取り上げておきましょう。みなさんご存じのタイガー・ウッズさん。マスターズで最年少優勝者になったとき、巷では天才ブームが訪れたものです。
しかし、この記事を読んだあなたは、素直に納得してはいけません。タイガー・ウッズのお父さんに着目してみましょう。なんと、元陸軍特殊部隊員であり、「早いうちからの練習が必要だ」という方針でビシバシ指導したのです。
その指導により、タイガーさんが18カ月のときに始めて屋外でゴルフをしたとか。「5つまで数えられなかったが、パー5とパー4の違いは知っていた。」なんて逸話も残っています。
このように、「天才児」とか「神童」ともてはやすのは大人のわるい癖であり、彼らの陰に隠れた努力の部分にも目を向けていく必要があるのです。
すると、単に「天才」という言葉で片づけられなくなるかもしれません。
▼だがしかし、早く始めればいいってものでもない
ここまで読んできた方は、「やっぱり早め早めのスパルタ訓練が才能開花につながるのね。」と解釈されてしまうかもしれません。
しかし、それは危険です。
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