「理想の自分」に近づく4つのチェックポイント
先日こんな記事を書きました。
「自分らしく生きる!」ことが可能になった現代において、
「あれっ? むしろ自分らしさを見つけることが難しいんじゃね?」
という問題を解決する記事でございます。
お陰様で好評を得ております。
#いつも読んでくださりありがとうございます !
そして、本記事は、「自分らしさを見つける」という目的の精度を上げる内容。
情報や刺激があふれた現代において意外と難しいのは、
「本当に自分にとって必要なことなのかどうかを判断する力」
でしょう。
「細かいことなんて気にせず、とにかく全部受け入れる」とすれば消耗戦になることは確実。
しかし、「何にも受け入れません。」だと、自分自身の成長を止めてしまうことになるでしょう。
だからこそ、「必要かどうかを判断するチェックポイントを常に意識して選択する」ことが役立つのです。
それでは、めちゃくちゃ役立つ4つを紹介しますね。
▼「理想の自分」に近づく4つのチェックポイント
ずばり、紹介する4つを先だしすると、
でございます。
「やるかやらないか迷う…」という状況に陥った時、この4つのポイントで考え、どれか1つでもひっかかったのであれば、それは「NO!」と叫びましょう。
#本当に叫ばなくてもいいよ
そのひっかかりは、あなたにとってメリットよりも、デメリットになり得る可能性を秘めているということですからね。
そうは言っても難しいのは、人間は「手に入れるものよりも失うものの方に後ろめたさを感じる」という特性があるため、「断る」とか「手放す」という選択をスパッとできないのですよね。
ただ、忘れないでください。
この人生は、全て「トレードオフ」。
「何かを得るには、何かを手放すしかない!」
というのが基本ルール。
だからこそ「理想の自分像」を明確にして、「そこに近づけるかどうか?」という判断軸での選択が大切になります。
そんな時に役立つのが4つのチェックポイント。
それぞれ、さくっと解説しますね。
【チェック①】どのくらいの「時間」がかかるか?
「タイパ」という言葉ができたことからも分かるように、現代人は「時間」を欲しています。
ぼくたち人間に平等に与えられた数少ないものの1つは「時間」ですからね。
どんなお金持ちでも、1日は24時間しかない訳なので、「理想の自分」に近づくためには、この時間の使い方の精度を上げる必要がある。
だからこそ、選択場面においてチェックしておきたいのは、
「どのくらいの時間がかかるのか?」
という視点。
その際、絶対に忘れてはいけないのは、
「ぼくたちは、時間的な見積もりをだいたいミスる!」
という残念な”あるある”。
あなたも、「予定していた時間よりもかなりオーバーしてしまった。」なんて経験はないでしょうか。
このように時間間隔が麻痺してしまう理由として明らかになっているのは、
「予定を立てるときは、客観的な見積もりではなく、希望的観測で見積もってしまうから」
と言われています。
この残念な”あるある”の罠にかからないためには、
「余裕をもった時間設定にする!」
しかありません。
単純な解決策に思われますが、人生において「余白の時間」ほど大切で効果的な時間の使い方はありません。
誰しも、「余裕がない」「焦っている」なんて精神状態の時にした判断はミスりがち。
忙しい現代において「暇な時間なんてもったいない。」と思ってしまいがちですが、予定を詰めすぎることはデメリットの方が大きいのです。
意識的に時間を作り出せるよう選択の精度を高めてくださいね。
【チェック②】何にどのくらいの「お金」をかけるのか?
「Time is money」と言われるように、「時間」と「お金」は、人生において決して無視できない最重要課題ですよね。
そんな「お金」に対してチェックしておきたいことは、
「何にどのくらいのお金をかける必要があるのか?」
ということです。
人間の残念な特性として、「未来に対する投資ほど、価値を低く見積もってしまう」というものがあります。
「少しだけ我慢すればより大きなリターンが返ってくるのに、目の前の利益を取りに行ってしまう」なんて心理作用があるのです。
これは、ぼくたちの祖先が「その日暮らしの生活をしていた」と考えれば、正しい判断になります。
目の前に獲物がいたら「今」食べておかないと「明日」食べられるかは分からない訳ですからね。
ただ、現代は祖先様の社会とはルールが違います。
目の前の「お金」を我慢して長期的に運用したほうが「大きな利益」として返ってくるなんてことがあり得る世の中になりました。
もっと言えば、
「スキルや知識など、長期的に積み上げていく必要のあるものにお金を投資する」
なんて考え方も生まれていますね。
だからこそ、人間の本能に抗って一旦冷静になり、
「何にどのくらいのお金をかける必要があるのか?」
というチェックをしてみてくださいね。
【チェック③】どのくらいの「身体的・心理的負担」がかかるか?
「時間」と同じように大切なんだけれどないがしろにされるものってありますよね。
その代表選手は、「健康」ではないでしょうか。
人間が本来の実力を存分に発揮するためには、「食事」、「運動」、「睡眠」の3大条件が全て揃っていることが必要です。
きっと、この3大条件はほとんどの人が知っているでしょう。
しかし、条件が揃った生活をしている人を探すと、驚くほど少なくなってしまうのが現実です。
だからこそ、3つ目のポイントとして「体の負担」をあげました。
「理想の自分」に近づくためには、
「どれくらいの身体的負担が伴うのか?」
「どれくらいの心理的負担が伴うのか?」
についても、しっかりと意識して判断する必要があります。
というのも、人間は「お金」とか「出世」、「権力」という分かりやすいものを好み、優先してしまう特徴があります。
だからこそ、「体は悲鳴を上げているのに、無視して働き続ける」なんて状況が生まれるのでしょう。
「とっくに心が壊れているのに、お金のためにしがみついている」なんて危険な状況を続けてしまうのです。
特に「メンタル」については、「自分で受診するよりも、家族のような近い人が無理やり病院へ連れていく」なんて状況すら起こり得る。
「自分が危険な状態に陥っている」という自分からのサインも麻痺して頑張りすぎてしまうのです。
そんな状況にならないためにも、
「理想の自分になるために必要範囲内の負担なのか?」
という判断軸は、見失うことなく持っておきましょう。
👇「バーンアウト」に関する記事はこちら。
【チェック④】本当に「望んだ未来」へ向かっているか?
最期のチェックポイントは、「未来」の話でございます。
これまで何度も触れてきたように、ぼくたち人間は「目先の利益につられやすい」という特徴があります。
だからこそ、大切な選択にミスってしまいがちなのですが、そんなミスを減らして選択の精度を上げるためには、
「未来の自分に問いかける!」
という方法がおすすめ。
具体的に言うと、
「この誘いを断ったとき、1年後の自分は後悔するだろうか?」
と、未来の自分へ問うのです。
すると、目の前の選択肢が、
「理想の自分に近づくための土台となるもの」
なのか、
「見栄や世間体を気にした見せかけの成果」
なのか、判断できるはずです。
人間は社会性の生きものであるため、「周囲からどのように見られるか」という視点が常につきまとい、ぼくたちの選択精度を落とします。
もちろん、他者との協働も「理想の自分」に近づくためには、必要不可欠なのですが、先ほども触れたように「人生はトレードオフ」。
「周囲からよく見られたい」という欲望を叶えるために使った労力は、あなたの理想を叶えるあらゆるリソースを奪っていくでしょう。
だからこそ、「未来の自分」に問いかけ、常に方向性を見失わないようにすることが大切なのです。
▼まとめ
本記事では、「理想の自分に近づくための4つのチェックポイント」を紹介しました。
ぜひとも、本記事で紹介した4つを頭の隅においておき、「理想の自分」に近づけるような選択をしてくださいね。
📘参考文献
#ロングゲーム