【勉強法】なぜ、問題を「素直」に解いてはいけないのか。
わりと「素直」に見られがちなJUNです。
大人しそうに見えるからでしょうか。いや、基本は大人しいのです。しかし、意外と枠にはおさまりたくないタイプ。だからこそ、はみ出した子どもたちの気持ちが分かるのかなぁとも思っています。
本日は、そんな話題。
僕のような「忠実に従っていかないタイプ」の皆様に朗報です。「順を追って勉強をしていかないことの効果」をまとめましたので、いつもはみ出しがちな人は、ぜひとも読んでみてくださいね。
▶「従順」になってはいけない理由。
あなたが勉強をするとき、問題集をどのように進めていくでしょうか。
まさか、「始めのページから順を追って。」という進め方はしていませんよね? 「ぎくっ。」とされた方、落ち込まなくても大丈夫。この記事を書いている僕も同じですから。
例えば、歴史なんてのは、小学校で学び、中学校でも高校でも学んだ人もいるでしょう。もちろん、内容はより深まっていくのですが、問題集を何度も解いているうちに、
「めっちゃ縄文時代に詳しくなった。」
という方いらっしゃいませんか。
この要因はあれですよ。問題集を最初から従順に進めていくから、縄文時代ばっかり詳しくなってしまったのです。
このように、問題集を最初から解き進めていくという方法は、学習効率を下げてしまう可能性があるのです。
しかも、歴史にだけ言えることでありません。
算数でも考えてみましょう。新しい問題集。満を持して購入したあたなは、やる気まんまんだと。じゃあ、最初の基本的な計算問題から始めていくでしょうか。
既に解けるのに? それは、やはり効率が悪いと言わざるを得ないでしょう。100%確実に解ける問題に対して時間をかけて、「やっぱり解けた!」という経験は、価値がないとは言いませんが、「レベルアップ」というよりは「現状維持」ですよね。
そして、この勉強法の質が悪いところは、
「勉強ができた気になってしまう。」
というところです。
本来であれば、「自分ができない問題をできるようにする。」というところに価値があるのにもかかわらず、「できる問題がやっぱりできた。」という経験に対して、「やってやった感」を獲得してしまうのです。ここの勘違いには大いに気を付けましょう!
▶「従順」でないことのススメ。
さて、ここまで「素直じゃない。」ことをおすすめしてきましたが、より具体的な方法をご紹介したいと思います。それは、
「混ぜこぜ勉強法!!」
です!
簡単に説明をすると、「様々な単元を一気に解く。」ということです。
「計算問題を解いたら、図形にチャレンジ。そして、次は分数。」
みたいな感じで、1回の勉強で様々な問題に取り組んでいくことがおすすめです。
学校で教えてもらう勉強は多くの場合、一から十まで同じ系統の問題が出されますよね。もちろん、初めて学ぶことは、基本から徐々に発展していくかたちで構いません。
しかし、テスト勉強のような範囲が広い勉強は、一つのことを突き詰めて練習していくよりも、様々な問題に幅広く取り組んだ方が、勉強の効率があがるということが分かっています。
そして、このテクニックは、勉強だけではおさまりません。スポーツにも転用が可能なのです。
例えば、テニスの練習メニューを想像してください。ある研究によると、
「決められた時間の中で、フォアハンドだけ、バックハンドだけ・・・。というように決められた動きだけ練習をしていくよりも、決められた時間の中で、フォアハンド、バックハンド、ボレーと異なるスキルを交互に練習することで、試合でのプレーがよくなる。」
ということを明らかにしたのです。
#学び方の学び方
きっとこのような練習方法は、学校では教えてくれないでしょう。
だからこそ、自分の勉強法の1つとしてストックしておくことをおすすめします。
また、先生方であれば、一枚のプリントの中に、同じ系統の問題を集めるのではなく、様々な問題を「ごちゃまぜ」にして出すという工夫は、子どもたちの学習を定着させる助けとなるでしょう。
「ごちゃまぜ」プリントを解いて自分の弱点を発見し、その問題を集中的に復習するという流れもおすすめです!
▶まとめ。
本記事では、「勉強もスポーツも賢く練習しよう!」という内容をまとめました。
ついつい、「問題集は1ページ目から。」とか、「読書は1ページ目から。」とかこだわってしまいますよね。
そんな無意識は、あなたからのアドバイスで意識的に修正してあげましょう。そのアドバイスが、子どもさんの人生において「知識」や「技術」の効率的な獲得を助けるはずです!!
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