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未来は距離感によって変わる
昨日の記事で、「『未来』と『過去』というのは、『今』から見ると、結構都合よく解釈されるよ」的な記事を書きました。
本記事は、昨日の記事に入りきらなかったおまけ。
「ざっくり『未来』を描くと言っても、その距離間によって描き方が変わってくるよ!」というもの。
この思考癖を知っておくと、「まさか!」というピンチを未然に防ぐことができる!かもしれません。
ぜひとも、読んでみてくださいね。
▼「未来」の距離間と感じ方の違いとは
昨日の記事では、「『未来』は楽観的に描いてしまう」という僕たち人間の特徴を話題としました。
この特徴、もう少し踏み込むと、「距離間によって描き方が変わってくる」のです。
例えば、「明日」という未来。
「明日」という軸で、「明日、大金持ちになる」とか「明日、ダイエットが成功する」というような未来を描かないでしょう。
これは、「未来」の中でも長期的な未来だからです。
だからこそ、「明日」を思い描くと、割と現実的な未来に収束する。
しかし、数年、数十年を要する長期的な「未来」を思い描く時、僕たちの妄想は、どこまでも広がっていくでしょう。
「理想の職に就き、欲しい物を手に入れ、充実した毎日を過ごす」とか、「ムキムキなスーパーボディーを手に入れて夏を謳歌する」なんて。
ただ、そんな思い描いた未来が次第に近づいてくると、僕たちの「未来」は、「現実」になってしまう。
とたんに、「充実した毎日」とか「スーパーボディー」は、どこかに忘れされれるか、さらなる「未来」へと先送りになる訳です。
▼「未来」の描き方に年齢が関係する
個人的に年齢の話は避けたいのですが、現実をしっかりと見据えるために書き留めておきます。
ざっくり言うと、未来の距離が長い若者は、「なんでもできるぜ!」というスタンスですので、未来に対して大きな妄想を描きます。
しかし、その大きな妄想を抱いていた未来が次第に現実に近づいてくる。
いわゆる年齢を重ねることによって、もはや妄想ではなくなるのです。
すると、若かりし頃に抱いていた「自分」と、実際に時を経て「今」に立っている「自分」のギャップに悩むこともあるのです。
昨日の記事で、「理想の未来にたどり着く過程を都合よく描きすぎると、理想と現実のギャップで挫折するよ」と書きましたが、その人生版みたいなもの。
もしかすると、中堅からベテランと呼ばれる世代の人たちは、「こんなはずじゃなかった…」と思い悩むかもしれません。
しかし、しかしですよ!
この中堅、ベテランゾーンをうまく切り抜けることができると、再びメンタル安定ゾーンが待ち受けることが知られています。
というのも、いい意味でゴールが見えることにより、残りの人生、いわゆる「未来」を描きやすくなるというメリットがあるからなのです。
もちろん、若者のように妄想全開で突拍子もない姿を描くことはないかもしれません。
しかし、どこまでも続いていく道も、ようやく終わりを意識することができるのです。
そんな年齢になったことによって、理想と現実のギャップが次第に埋まり、その結果、地に足つけた生き方を取り戻すことができるのです。
▼まとめ
本記事では、「現在と未来との距離間によって描き方が変わってくるよ」という内容を書きました。
この記事の使い方として、「未来を謙虚に描きなさい!」ということではなく、「未来を描くときは、現実に近づけて考えよう」というのが正解。
単純に未来のゴールに立つ輝く自分を思い描くのではなく、そこから逆算をして、
「そのゴールを現実のものとするために、今すべきことは何だろう?」
と、スモールゴールを設定することが必須なのです。
もちろん、「今」、「一か月後」、「半年後」というように、スモールゴールは複数設定すると良いでしょう。
ぜひとも、お試しあれ!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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