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苦しみを乗り越える勇気が湧く「メンター」の力

メンタル不安により人生の方向性を見失いそうになったとき、救ってくれたのが「本」でした。

「なにもやりたくないな~」と気持ちを沈んだ時は、逃げるようにして「本」の世界へ飛び込んでいく。

すると、本の中の主人公たちは、絶体絶命のピンチをまさか!というような機転を利かせて乗り越えていくではありませんか。

そんな想像上のヒーローたちに何度も救われてきました。

そんなこんなで正気を取り戻しつつあるぼくは、「人生はゲームである!」と自分に思い込ませ、「ゲームを勝ち抜くためには、自分のレベルを上げるしかない!」という最低限のルールに行き着いたのです。

そして、想像上のヒーローから科学という現実に焦点をあて、ぼくの中で最大の弱点である「メンタル」を強化するため、ありとあらゆる知識をインプットしていきました。

最近では、「メンタルレベルを上げるには筋トレしかない!」と、ずっと目を逸らしていた運動にも焦点をあて、筋肉を育てております。

と、失敗を繰り返しながらもチャレンジ精神を忘れずに果敢に生きていることが成果かなぁと個人的には思うのですが、4年間も毎日更新してきたのだから、ちょっとは勉強の成果を残した方がよいと思い、こんな記事をまとめました。

もちろん、人生を生き抜くレベルを上げるためには「メンタル」だけでは物足りない。

メンタル以外の使える知識は、こちらのマガジンにこつこつとまとめております。

そして本記事では、メンタル安定に役立つ「メンターをもつ」という方法をさらに深掘っていく付け足し情報でございます。

ぜひとも、知識としてインプットするだけでなく、ご自身の生活に生かしてくださいね。

▼苦しみを乗り越える勇気が湧く「メンター」の力

「メンター」という言葉はご存じでしょうか。

簡単に言えば、「あの人みたいになりたいな!」という憧れの人物といったところでしょう。

そんな「メンター」をもっていると、ピンチに陥った時に勇気をもらえるのです。

使い方としては、「〇〇さんだったら、このピンチをどのように乗り越えるだろうか?」と心の中で問いかけるだけ。

人間はピンチに陥ると、我を忘れて普段は取らないような行動や、間違った選択をしてしまいがち。

他者からの悩み相談を受けたことがある方であればピンとくると思うのですが、「他者の悩みには的確なアドバイスができるのに、同じ問題が自分に降りかかるとうまく対処できない」なんてことありますよね。

これは、「ピンチ」に対する「距離間」が問題なのです。

「ピンチ」に対して近い距離にいるほど周囲が見えなくなり、冷静な行動ができなくなってしまう。

だからこそ、ピンチの時は心の中にメンターを召喚して問うてみる。

すると、自然と「ピンチとの距離間が遠くなり、客観的に精度の高い選択ができるようになる」というカラクリなのです。

と、メンターの力を簡単に説明したところで、もう一歩踏み込んで、メンターをもつことのメリットを紹介します。

▼よりよい関係による「内面化」の力

ここまで「心の中にメンターをもとう!」という内容を書いてきました。

過去記事では、「周囲にメンターとなり得る人がいなければ、歴史上の人物とかアニメ・映画のヒーローでもいいよ!」なんて話も書きました。

もちろん、「憧れのあのムービースターになりたい!」という強いメンター精神がその人の趣味・嗜好から始まり、生き方さえ変えてしまうこともあるでしょう。

しかし、本記事では、あえて「身近な人をメンターにもつこと」をおすすめしたい。

というのも、「信頼できる人の教え」って本当に強いのです。

例えば、異動した職場でチームになった人たちがみんなヘビースモーカーだったとしましょう。

あなたは、日ごろから喫煙なんて考えたことがなかったとしてください。

しかし、新しい職場では、ちょっとした休憩時間にみんなこぞって喫煙所へ行ってしまう。

あなたはポツンと取り残され、心の中には「俺もタバコが吸えたらコミュニケーションがもっと取れるのかなぁ...」なんて迷いが生じたと。

そんな時、心の中に思い出されたのは、遠く故郷にいる父親の顏。

「お前、タバコを吸っていいことなんて1つもないんだ。間違っても手を出すんじゃないぞ。」

と、言い聞かされてきた、父親の教えを思い出すあなた。

そんなあなたであれば、きっと喫煙以外のコミュニケーション方法を工夫するのではないでしょうか。

何が言いたいのかというと、「信頼できる人の確固たる教えは、心の中に残ってその後の人生において何度もピンチを救ってくれる」ということ。

これは、心理学の世界では「内面化」と言われています。

この「内面化」を使いこなすことにより、人生における「ピンチ」を乗り越える勇気が湧いてくるのです。

▼「内面化」の注意点

この「内面化」という素晴らしい力ですが、発揮することが難しいのは、

「よりよい関係性を築いた人でしか発揮されない!」

ということ。

先ほどの、「喫煙ピンチ」の例で考えると、異動したての新人会社員が、故郷にいる父親のことを頼りにしていたから「メンター」として力を発揮したのです。

万が一、父親とのよりよい関係性を築くことができていなかったら、むしろ裏目に出てしまう場合さえある。

「けんか別れして実家を飛び出してきた」という過去があると、父親の「タバコNG」の教えがトリガーとなって積極的に喫煙を始めるなんてこともあり得るかもしれません。
#可能性の問題です

このような事実は、自分の人生にも使えますが、「大切な人の人生をよりよくすること」にも一役買えるかもしれません。

親子関係で言えば、喫煙に断固反対の父親のように、「自分が人生において大切にしてほしいこと」を子どもさんにしっかりと繰り返し伝えることは必要不可欠。

しかし、注意しないといけないところは、その「大切にしてほしい教え」を思い出してくれるかどうか、実行してくれるかどうかは、

「親子関係をよりよくすることが前提」

となっているところ。

「メンター」というのは、常に「ピンチを救ってくれる憧れのヒーロー」なのです。

そんな親子関係を築くためにも、子どもさんとの関係性を見直す時間を設定してみるのもよいかもしれません。

他にもレジリエンスを発揮する方法をまとめた記事がこちら👇

ぜひとも、必要に応じて読んでみてくださいね。


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