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「教室」という狭い空間でも発生するパワーバランスとは。

「教師」になってから自分の「こだわり」について自覚したJUNです。

それまでは、「なんてこだわりのない人間なんだ。」と、むしろそれがコンプレックスでした。

しかし、「教師」になると一転。

・「みんな」でやることが大事。
・「みんな」がそろっていないと嫌。
・自分が言った通りに動いてほしい。

というような欲望がふきだしたのです。

子どもたちのささいな行動も許容できない自分に気づいた時、「なんて自分は小さな人間なんだろう。」と実感し、「教師っておそろしい仕事だな。」と思ったのです。
#それからだいぶ丸くなりました

本日は、そんな話題。

「教師」という職業にかかわらず、「ちょっとでも『権力』を意識してしまうと、世の中の『見え方』が変わる」ということは、ご存じですよね。

もともとは、一教師として「もっと時間があればなぁ。」なんて思いながら働いていた人たちが、政策を考える立場に異動すると、「現場に無理難題をおしつける。」なんてことは、このよい例かもしれません。
#あくまでも余談です

そんな大人の世界の出来事は大人たちになんとかしてもらうとして、本記事では、学校の「教室」という狭い空間の中にも確かに「パワーバランスが存在する」ということを明らかにする会です。

「教師」側からしてみれば「勘違いすんなよ!」という視点で、「子ども」側からは、「知っておくといいよ!」という内容ですので、ぜひとも読んでみてくださいね。

▼「教室」に存在するパワーバランスとは(教師編)。

さて、あなたも「学校」の一教室を思い描きながら読んでみてください。

そこには、一人の「教師」と30人近い子どもたちが楽しく生活を共にしています。

この集団の関係性を確認しておくと、リーダーは「教師」であることは間違いありません。

きっと「教師」自信も「子どもたち」もそれを認識して立ち振る舞っています。

そんな関係性だからこそ、「教師」側には、少しばかりの「権力意識」が存在します。

そんな少しばかりの「権力」でいとも簡単に失ってしまうものがあるのです。

それは、

「子どもたちへの配慮。」

です!!

「それだけは失っちゃだめでしょ!」と思われましたよね。僕も思います。もちろん、全く配慮を欠くという極端な例は、少ないと思います。しかし、残念なことに「パワーバランス強者」は、「自分よりも権力がない人たちへの配慮を欠いてしまう」というのはどこの世界でもあり得るのです。

もちろん、「教師」は、スタートから「子どもたちに配慮して・・・。」と意識して仕事をしているので、大人の世界よりも安心なのかもしれません。

さて、気になるのは、その”からくり”の部分。

ここに記すまでもなく単純なのですが、

人間は、

「頂点に登りつめたことにより、自分の判断で何でもできる。」

と思いがちになってしまいます。

その結果、

「自分よりも権力のない人たちへの興味を失ってしまう。」

のです。

その理由も至極当然で、

「自分の意思で何でも決定できるのだから、自分以外の人へ気を回す必要がない。」

と、思ってしまうからなのです。

ここでおもしろい実験を1つ。

がリンスキーさんは、「参加者たちに、かけ算表をうめていく」という退屈で反復の多い仕事に挑戦してもらいました。

その結果、

「リーダーの立場にある人は、平社員たちよりできが悪い。」

ということが分かったのです。
#だれもわかってくれない

その理由もおもしろいのです。

「リーダーは、様々な意思決定や判断を迫られるからこそ、単純作業に自分の力を割いている暇はない。」

と、無意識で判断し、「退屈で反復の多い仕事へ自分の実力を出さないようにしている」のです。

この点で考えると、「教師」の任務は、「子どもたちに楽しい学校生活を提供すること」ですから、完全に子どもたちへの配慮を欠くことはないとも考えられますね。

▼「教室」のパワーバランスとは(子ども編)。

さて、ここまでは「教師」側から見た「権力」について解説してきました。

続いては、視点を変えて「子どもは、教室の中でどのように立ち振る舞ったらよいのか。」についてシェアします。

ずばり、

「教師は、何を求めているのかを考えて行動する。」

ということが大切なのです。

もちろん、ポジショントークではありません。しっかりと理由を説明いたしますので、落ち着いてください。

さきほど、「権力」をもつと周囲への「配慮に欠ける」という内容を書きましたが、1つだけ例外があるのです。

その例外とは、

「自分にとってメリットをもたらしてくれる人に対しては興味・関心を失わない。」

ということ。

もっと具体的に言えば、

「勉強を頑張るクラスにしよう!」

という価値基準をもって学級経営をしている先生は、

「実際に勉強を頑張っている人に興味・関心をもって関わろうとする。」

のです。

極端な言い方ですが、

「自分の方針のポイントになる人については、じっくりと観察するものの、それ以外の人たちには、全く配慮しなくなる。」

という超絶自分勝手な一面もあるのです。
#だから人間ってすてき

この特性を逆手にとると、「学校」だけでなく「仕事」という大人社会でもメリットを得ることができるでしょう。

もう一度まとめておくと、

「あなたの『先生』や『上司』が何を求めているのかを察知し、行動に移すことで、あなたにメリットが降り注ぐ。」

ということ。

だれしも理念に共感してくれるのはうれしいことです。「共感していること」が伝わった瞬間にきっとあなたの「担任の先生」は「あなた」のことをしっかりと分析し、興味をもって接してくれるでしょう。

▼まとめ。

本記事では、「教室という狭い空間の中にも『パワーバランス』は、存在しているよ!」という内容をまとめました。

結論は、何度も書いておりますが、

教師、上司、社長、会長等、自分の目上の方の理念に共感して実際に行動に移すことによりきっと「あなた」は、より興味深い人材として認知されるのです。


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