これからの「教師」が知っておくべき「子ども」の変化とは。
「狩り」が好きなJUNです。
その理由は子ども時代。「ど」がつくほどの田舎出身の僕ですから、友達と集まって遊ぶ際、
「おにごっこ? サッカー? それとも蜂の子獲り?」
という選択肢でした。
もちろん、蜂の子は食べるために獲るのです。
友達の家には、「蜂の子グッズ」が常時装備されており、いつでも「狩り」にでかける準備整えられていました。
本日は、そんな話題。
「蜂の子」だけでなく「いなご」も食べる文化圏で育った僕ですから、現代人が楽しむ「キャンプ」に対しても若干価値観のずれを感じるときがある。
「自然の中でゆったりと過ぎ行く時間を楽しむ」ことができず、ついつい「珍しい昆虫探し」に惹かれてしまうのです。
何の話を延々としているんだ?と疑問に思われた方も多数いらっしゃると思いますので、ここからが本題。
ちょっと昔にさかのぼると、日の出と共に起きてきて、日の入りと共に就寝する時代がありました。
その時代を拡大解釈すれば、ある意味毎日「キャンプ」をしているようなものでしょう。
打って変わって現代に戻ってくると、今では「キャンプ」というものが、人々の余暇活動として多くの人に親しまれています。
このように、「時代」によって「価値観」は変化しているのですが、意外とその変化を意識するときがない。
だからこそ、「変化」に敏感な若者と「最近の若者は・・・。」で片づけようとする大人の間で、「価値観の相違問題」が発生してしまいます。
そして、「教師」という職業は、それを「困ったもんだ・・・。」と俯瞰して眺めていてはいけません。
むしろ、その「変化」を受け入れて「自分が変化する」という選択を取らなければならないときもあるでしょう。
そんな「大きな変化」の1つをご紹介します。
▼「教師」が知っておくべき「子ども」の変化とは。
早速、結論から述べていきましょう。
「教師」が「子ども」と過ごす上で意識すべきこととは、
ということ。
これは、「授業づくり」でも見過ごせない視点です。
心理学者のロバート・レヴィさんたちは、「生活のペース」に関する研究を行いました。
具体的には、「人々の歩く速さ」、「郵便局の職員の作業速度、「公共の場にある時計の性格さ」などなど、社会の相対的な生活ペースについて調査したのです。
その結果、
ということが分かったのです。
もちろん、日本はいわば豊かさを極めた国でもあります。
公共交通機関の正確さなんてのは、世界的にも有名ですものね。
「まぁ、確かにそうでしょ。」と油断していてはいけません。
なぜか?
からです。
きっと、子どもたちと長年接してきた人は、うすうす感じているはず。
「ちょっとした待ち時間をこられられなくなっている。」
ということに。
このような現象は、調査でも報告されていて、
とされています。
まさに、現代は、「隙間時間」をうめるコンテンツにあふれています。
最近は、「動画市場」も飽和状態となり、お客様の取り合いが加速。次は「音声コンテンツによる聞き流しの時代だ!」となっていますよね。
そう。現代の子どもたち(大人もね)は、徹底的に「待つ」という時間を何かしらの媒体で埋めることが「普通」になっているのです。
ということは、「学校の授業」なんて退屈さの極みとなる可能性があるでしょう。
もちろん、「人の話を聴くことは大切」なのですが、「おもしろいくなければ次の動画」ということに慣れている子どもたちにとって、「次にいけないリアル」というのは、もしかしたら苦痛になるのかもしれません。
「時間がないから」と倍速で聴くことに慣れている「子ども」にとっては、「あえてゆっくり話をしている状態」が耐えがたいイライラにつながるかもしれません。
もちろん、今までの方法が全て裏目に出るということではありませんが、「子どもたちの生活ペースは加速している」ということは、念頭に置いて作戦を立てることも大切なのです。
▼まとめ。
本記事では、「自分が子ども時代のペースでは、遅すぎるかも!」という内容をまとめました。
授業をする「教師」にとっては、なかなか耳の痛い現実となりました。
もちろん、「ペース」だけでなく「コンテンツ」の方も重要。
あまりにも、子どもたちの実態とかけ離れた「コンテンツ」を強いたとしても「学びの楽しさ」は担保できないでしょう。
しかし、30人近い子どもたち全員にピッタリ合致した「コンテンツ」を準備することは、簡単ではありません。
だからこそ、「学校」という枠だけでなく、「地域の学び場」が価値をもってくるのです。
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▼子どもたちをおそう「快適中毒」とは。
さて、いつもお付き合いいただき、ありがとうございます。
ここからは、ちょっとした付け足し情報。
「快適中毒」という概念についてご紹介します。
#ネガティブな感情が成功を呼ぶ
「快適中毒」と言うと、言葉にインパクトがありすぎる気もしますが、簡単な言葉で言い換えると、
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