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「できない理由」を探すより、「できる環境設定」が大切
「やった方がいいと分かっているのにできない」なんてことありますよね。
人間はついつい現状維持を求めてしまう。
さらに、失敗が怖いというおまけつき。
そんな考え方によって、ぼくたちは新しいチャレンジやチャレンジの継続ができないのです。
そんな状態が自分自身であれば、「あぁまたできなかった…」で終了なのですが、子どもさんだったらどうでしょう。
「やると言ったからには…」
「途中であきらめるのは…」
「何事も継続が大切…」
なんて言ってしまいませんか?
主役が他者になると、ついついやらせようとしてしまうのですよね。
しかし、物事はそんなにスムーズには進んでくれません。
本記事では、そんな状態を打破する方法として「できない理由ではなく、できるための環境設定にこだわってみませんか?」という提案です。
気になったらちょっと足を踏み入れてみることはとても大切です。
試しに読んでみてくださいね。
▼商品が変われない意外な理由とは
世の中には様々なお店がありますが、きっと多くのお店が「お客様の買い物体験を充実させよう!」と工夫をしているでしょう。
商品を陳列する配置や棚の高さ。
時に手書きのポップなどを書いて商品をアピールをするなんてこともありますよね。
これらは、「商品を売るため」の工夫なのですが、「商品を売る」という目的以前に、「店内で気持ちよく品定めできる環境設定」というのも大切になってくるでしょう。
あるお店で意識しているように、「通路を広くしてゆったりとカートを動かせる」なんてのは、環境設定にあたります。
ここで気になるのは、「通路が狭いと本当に商品が買われないのか」ということ。
実はある実験が証明してくれているのです。
心理学者のパコ・アンダーヒルさんは、店舗に設置されたカメラの映像を数時間分分析して「尻ぶつかり効果」なるものを発見したのです。
名称からもめちゃくちゃ気になる「尻ぶつかり効果」とは、
「通路が狭過ぎてすれ違う時にお尻がぶつかると、男女関係なく商品を眺めるのをやめてお店を出ていってしまう」
というのです。
確かに、ぶつからないとすれ違えないような店舗ではゆっくりと品定めする気持ちにはなれないのもうなずけます。
ただ、この調査のおもしろいところは、
「購買意欲がなくなった理由が『お尻ぶつかる』ことだとお客さんは認識していなかった」
ということ。
お客さんは「なぜ、買う気がなくなったのか?」という問いに対して「通路が狭かったから」という理由を認識していなかったのです。
これは日常生活のあらゆるところで使えるヒントとなる。
例えば、「子どもに勉強をやる習慣をつけてほしい」とした場合、「勉強をやりなさい!」と毎日言うのではなく、「自然と勉強へ向かう環境設定はどのようなものか」を考えたほうがよいかもしれません。
・「◯◯したら勉強する」と、勉強時間と毎日の行動をセットにする
・勉強専用の場所をつくる
・机の上に全ての道具を置いておく
・スマホは持ち込まない
などなど、本当に勉強の習慣をつくりたいのであれば、勉強をスタートするところにハードルを設けてはいけません。
すんなりスムーズスタートをきれるような環境設定を考えてみることが最重要課題なのです。
注意しなければならないことに、「モチベーションに頼ってはいけない」というルールがあります。
人間のモチベーションは、驚くほど不安定。
「最近モチベーションが上がらなくて」という状態は、ある意味で普通。
モチベーションではなく、環境設定に期待しましょう。
▼まとめ
本記事では、「やらない理由を探すよりも、できる環境設定が大切だよ!」という内容をまとめました。
どうしても「やりたい!」と望むことがあるのなら、ぜひとも一工夫を考えてみてくださいね。
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