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『協調性』の使いどころ~協力すべき時、そうでない時~
「協調性」を大人になってから身に付けたJUNです。
小学生の頃、「異動する先生の引っ越しを手伝おう!」という企画がもちあがったことがありました。
JUN少年は、「やりたいことがあるから。」という理由で不参加。
ふたを開けてみると、「参加していないのは僕だけ」みたいなこともありました。
しかし、特別「協調性がない」と思ったことは特にありませんでした。
#気付かなかっただけ説
めでたく教師として採用されてから、「協調性」を意識するようになったような気がします。
だからこそ、僕の学級経営でも、「協調性」について求めることはしていません。しかし、驚くのは、子どもの方から「先生、このイベントはみんなでやるべきです!」なんて意見が出てくること。
そんな驚きもあり、「協調性」については、僕の中でも「学びたいこと」の1つでした。
そこで、見つけた情報をここに記しておきたいと思います。
ぜひとも、読んでいただきまして「協調性の使い方」を子どもさんにアドバイスしてあげてくださいね。
▼「協調性」のメリット・デメリット
さて、メリットからいきましょう。
きっと、みなさんのご想像通り、「協調性」は「人間関係」に直接影響を与えます。
「協調性」に優れている人は、周囲と絶妙なバランス感覚を保つだけでなく、他者同士の関係性も調整し、「よりよい人間関係チーム」を形成することができるでしょう。
では、デメリットにも触れていきます。
端的に言うと、「協調性が低い人」の方が、「革新的な成果を上げる確率が高い」ことが知られています。
よくよく考えてみると当たり前の話で、「みんなと同じやり方をよしとせず、自分の考えに従って行動する」という特性だからこそ、「みんなと違った結果を得る」ことにつながるのです。
ピクサーの名作「Mr.インクレディブル」がはみ出し者チームでつくられた話はこちらにまとめました。
この記事に書いたように、「協調性がない」ということは、確かなマイナス部分がありつつも、大きなプラスをもたらす可能性を秘めているのです。
▼「協調性」強者の生きる道
ここまで「協調性」についてメリット・デメリットの両面から見てきたのですが、ここからは、「協調性」をどのように生かしていくかについて書いていきます。
前提として、確認しておきたいことは、
「協調性一本では革新的な成果を残すことは難しい。」ことと、「非協調であれば必ず革新的な成果を残せるとも限らない。」ということ。
そして、ここにこそ、「協調性強者」の生きる道があるのです。
具体的には、理想の状態が「Mr.インクレディブル」を製作したチームのような状態。
「非協調メンバーを多数抱え、自分が信じる道を突き進んでもらいつつ、その気難しいメンバーの調整役を強調性強者が担う。」
というチームづくりが未来の「成果を残すチームづくり」なのです。
残念ながら「協調性強者」を複数抱えたところで、「チームの雰囲気」は最高でも、それ以上の結果にはつながらないかもしれない。
だからこそ、「歯に衣着せぬ意見」を述べることができる「非協調メンバー」が貴重なのです。
しかし、「チームの雰囲気がわるい」というのは死活問題。
だからこそ、人間関係の機微が分かる「協調性強者」が必要になってくるのです。
▼まとめ
本記事では、「未来の協調性の生かし方は、コミュニティ運営だよ!」という内容をまとめました。
言わずもがなですが、「大きな仕事」になればなるほど、一人でできることは限られてきます。
だからこそ、「チーム」が必要になるのですが、「チームの運営」も、スキルが必要になってくるのです。
「成功を得るために必要な特性」として、外されがちな「協調性」というスキルですが、間違いなくこれからの社会において活躍する場が新しく登場するでしょう。
ぜひとも、「自分の能力を生かせる場所」を見つけ、日々の仕事を楽しもうではありませんか!!
▼「非協調的」であればいいってもんじゃない
ここからは、おまけ話。
しばしお付き合いください。
本記事の中でも触れてきましたが、
ここから先は
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