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【人間関係】気持ちのすれ違いを防ぐ単純な方法とは
「全ての悩みは人間関係から生まれる」なんて言われます。
「人生の幸福度を左右するのも人間関係」とも言われます。
生きていく上で大切な「人間関係」なのですが、どうやら僕たちは、人間関係において勘違いを起こしやすいみたい。
そんな勘違いの一つとして「自分の考えと相手の気持ちのすれ違い」があるでしょう。
本記事では、「自分が思っている以上に相手とはつながっていないんだよ」というちょっと残念な情報を扱います。
もちろん、気持ちのすれ違いの対処法にも触れていますので、ぜひとも読んでみてくださいね。
▼僕らは言うほど相手の気持ちを分かっていない
「相手の気持ちを考えましょう」と、幼い頃から言われてきた人は多いでしょう。
究極、相手の気持ちを慮って行動できる人は、よりよい人間関係を築けることは間違いありません。
しかし、「相手の気持ちを慮って行動する」ということ自体が難しい。
ある研究で「プレゼント」について調べてみたものがあります。
その研究によると、
「自分があげたいものと、相手が本当にほしいものが違っている」
ということが分かっているのです。
どれだけ親しい間柄でも、「相手のためを思って選んだプレゼントよりも、相手の『ほしい物リスト』の中からチョイスした方が方が喜ばれる」なんて、夢のない話のような気もしますが、納得感も大きいのではないでしょうか。
このように、どれだけ口では「相手のため」と言っていたとしても、肝心の行動は「自分のため」になっている可能性は、常に意識しておいた方が良いでしょう。
ただ、その”すれ違い”に気づくことができないのが、難しいので意識したからといって勘違いが起きない訳ではありません。
ただ、「相手のためになっている!」と信じきるよりは、若干ましかもしれません。
▼真に「相手のため」に行動したいなら
ここまで人間の残念な勘違い癖について書いてきましたが、「だったらどうしらたらいいの?」という疑問に対するヒントも合わせて書いておきます。
先ほどの「プレゼント実験」でも答えは出ていますが、
「気になったら相手に聞く!」
という方法が一番。
もはや、いろいろ考えて思い悩むより、自分の気持ちをオープンにして「教えてちょーだい。」と言うのが最良の方法なのです。
とうのも、僕たちは、知らず知らずのうちに「常識」とか「ルール」といったものに縛られがち。
「人間の考え方の半分は環境に影響を受ける」と言われているように、所属している「環境」の考え方にどっぷりハマっている可能性が高いのです。
だからこそ、「サプライズ神話」というか、「プレゼントをして相手を喜ばせるにはサプライズが最高!」、「サプライズを計画・実行することが相手を大切にしている表現方法」みたいに思ってしまうのかもしれません。
しかし、事実は、「欲しい物をもらった方が嬉しい」という結果なのにも関わらず。
このような「知らないうちに植え付けられた謎の価値観」から脱して、本当に相手のためになる行動をしたいのなら、その一歩として、「みんなが信じている価値観が本当に相手のためになっているのか」を考え直す必要があります。
ただ、考え直したところで「相手の気持ち」となると判断がつかない場合が多いので、「じゃあ、もう聞いちゃおうぜ!」という話。
「#勘違いが人を動かす」では、こんなおもしろい話が掲載されています。
サウジアラビアでは、「女性は働くべきではない」という価値観が一般的であると考えれていました。
しかし、研究チームが一部の男性に「女性が働くことについて肯定的に思っている男性もいるんですよ!」と伝えたところ、それを聞いた男性は、「妻が職業斡旋所に登録することを許した」というのです。
この研究が何を意味しているかというと、
「一般的に信じられている価値観に対して『自分の意見は本当は違うのに…』と考えていたとしても、『でも、こんなことを思っているのは自分だけだろう…』と誤解してしまうということ。
さらに、深掘りすると、
「真実を聞くことによって、自分の勝手な思い込みから自由になり、適切な行動が取れるようになる!」
ということなのです。
だからこそ、心から「相手のために行動したい!」という強い思いがあるのであれば、「自分の思いだけで行動するのではなく、相手との対話の中で相手の考え方を受け止めた上で行動をする」ことで、真に相手のためになる行動ができる可能性が高いのです。
▼信じていた価値観がズレている場合
人間のおもしろいところは、「みんな〇〇だよね!」と勝手に信じておいて、意外とズレているなんてこと。
そして、そのズレに気づかない限り、「自分が思っていることが真実である!」と自分に都合よく頑なに信じ続けてしまうのですよね。
例えば、ビジネスマンを対象に「あなたが仕事に対して求めるもの」について聞き取り調査をした実験がおもしろいので紹介します。
この実験が示したおもしろい”ズレ”は、
「自分は、お客さんが喜んでくれるようなプライスレスな”やりがい”を望んでいるけれど、同僚はきっと『高収入』や『出世』を”やりがい”としているんじゃないかなぁ」
と、予想したということろ。
しかし、実際に同僚たちに聞いてみると、「高収入」や「出世」ではなく、プライスレスなやりがいを望んでいたのです。
要するに、「自分は他のみんなとちょっと違って、レベルが高い”やりがい”を求めて仕事してるんで!」と思いたいのでしょう。
ただ、”ズレ”が胸クソ悪い感じにならない場合もあります。
「#集団の思い込みを打ち砕く技術」には、こんなおもしろい村の例が掲載されていました。
アメリカのある村では、「絵札を使ったトランプ遊びは許されない」というルールがあったとか。
このルールがあることは、リチャード・シャンクさんが村人たちに直接聞き込みをしたので間違いありません。
しかし、聞き込みを始めて1年が経過した頃、シャンクさんはどうしても腑に落ちないことがあったのです。
それは、「あんなにトランプはだめ!って言っているのに、村人のほとんどがトランプ遊びを楽しんでいた」という現実。
そこで、実際にトランプ遊びをしている人に考えを聞いたところ、
「自分は罪深い行為をしてしまっているけれど、他の住民は厳しいルールに従っているはずだ」
と、考えていることが分かったのです。
しかし、その村人の予想に反して、なんと「77%の村人が、トランプ遊びに興じていた」というのが真実だったのです。
そんな”ズレ”を抱えていた村も、牧師さんがトランプ遊びに加わったことで情勢が変わったのです。
「あれっ?牧師がトランプやるんだったら俺たちもいいんじゃね?」
という流れで、トランプ遊びが禁止事項ではなくなったとか。
さらに、「俺は、前からトランプくらいやったって構わないって思っていたんだぜ!」と口々に言い始める始末。
これほど、暗黙のルールというのは実際の感情とすれ違う可能性もあるのです。
だからこそ、「気になったのなら思い切って言ってみる」というのは、人間関係だけでなく、あなたの所属する「環境」をより良くするかもしれません。
もちろん、「自分の心をオープンにして話せば、全てが受け入れられる」とも限りません。
「じゃあ、どんな相手ならいいの?」という疑問には、この記事でまとめた、「対人スタイル」が参考になるかもしれませんので、合わせて読んでみてくださいね。
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