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【子育て】子どもに教えてあげたい!目指すべきは「最高」ではなく「満足」であるという話。

3月に迫ってきた卒業式に向けてピアノを練習しているJUNです。

とはいっても卒業式で弾く訳ではありません。しかし、「弾ける」という状態で待ち構えていたらチャンスが転がり込んでくるかもしれませんからね。

とにかく、その時に備えて万全の状態を保っておく次第であります。

本日は、そんな話題。

「どんな話題?」と疑問が聞こえてきそうですが、子どもさんの人生において役立つ情報ですので、読んでみてくださいね。

▼「時間」を投資する判断基準は、「やりたい!」かどうか。

私事で恐縮ですが、ピアノの話しの続きをさせてください。

僕が、ピアノを始めた理由は、これまで何度も「卒業式」を経験し、「あのピアノが弾けたらなあ。」という憧れと、「この6年生たちにサプライズをして喜んでほしい!」という好奇心です。

しかし、物事はそんな単純にはいきません。

全く弾けないピアノを弾きこなすには、やはり「練習」が必要です。

全く弾けないわけですから、すでに弾ける人よりは、「練習量」も「時間」も多くかかるわけです。

何が言いたいのかというと、

「その『時間』に投資する分、何かに取り組む『時間』をあきらめなければならない。」

ということ。

この「トレードオフ思考」が働くわけです。

そして、自分自身に問いかけるのは、

「本当にピアノに時間を取っていいのか。」

という問題。

「その時間があれば、たまっている仕事ができるぞ。」
「その時間があれば、コーヒーを飲みながら本を読めばいいじゃないか。」

という雑音にさいなまれる訳です。

特に、「仕事+子育て」中の親御さんは、「自分の時間」の貴重さが痛いほど分かるはず。

だからこそ、「ピアノ」という選択肢が天秤にかけられるのです。

そして、判断を迫られたときにしなければならないのは、

「本当に『あなた』自身がやりたいことなのか?」

という問いを設けること。

この問いに対して、「生産性」とか「利益」とかは一切考えないことにしましょう。

単純に「今やりたいかどうか?」という基準のみ。

そして、その回答が「YES」であれば、どのような結果になろうとも、あなたにとって価値があるのです!!

▼人生をかけてねらうべきは、「最高の結果」ではない。

しかし、僕の心の隅にいる「生産性収益重視悪魔」がつぶやきます。

「今からピアノをやったって、どうせ趣味程度にしかならないぞ。そんなちんけなピアノ演奏が何になるっていうんだ。」

と。

そんなことってありませんか。

大人になって「時間」の大切さが痛いほど分かると「こんなことやって何になるんだ。」と卑屈になってしまうこともあるでしょう。

しかし、忘れてはいけないのは、

「僕らが目指しているのは、『最高の結果』ではない。」

ということ。

人生経験をそれなりに積んだ方であれば、

「どの道でもプロがいて、そのプロになるためには、それなりに『努力』をしなければならないこと。」

をご存じのはずでしょう。

だからこそ、何かを始めるときには、

「最高の結果を目指してはいけない。」

ということは、ぜひとも知っておいてください。もうちょっと付け足すと、「最高の結果」というのは、

・プロになって生計を立てていく。
・大会で優勝する。
・副業で大金持ちになる。

というようなもの。

バリー・シュワルツさんとシェイラ・イエンガーさんの研究では、

「常に最高を目指そうとする『最大化人間』の学生は、給料が20%高い仕事に就く確率が高いが、仕事への満足感が低い。」

という結果が出ているのです。
#残酷すぎる成功法則

「最高の仕事に就きたい!」というモチベーションでありとあらゆる可能性を探って就職したことで、「給料」というプラスの結果を得た反面、

「もっとよい仕事があるのではないか。」

という「最高を求める癖」があだとなって、「いつまでたっても満足できない。」という思考癖がついてしまうのです。

その結果、「仕事への満足度が低くなる」という構図なのです。

では、「このような残念な結果にならないようどうすべきか。」なのですが、それが、

「満足化人間。」

になることをおすすめします。

ノーベル賞受賞者のハーバート・サイモンさんは、

「『満足化』こそ『最大化』する方法である。」

と言っています。

自分の人生において「最高の結果」を求めるモチベーションはもちろん必要ですが、忘れてはいけないのは、

「自分が選んだ道に対して満足する。」

ということ。

僕のピアノの例に強引に引き戻すと、「ピアニストになる!」という「最大化」をねらうのではなく、「憧れの曲が日に日に弾けるようになっていく!」という「満足感」をねらいとして行動することが大切なのです!

▼まとめ。

本記事では、「何事も『最高の結果』は、『満足度』から生まれる。」という内容を書きました。

ここで、僕たちを貶めようとするのは、「比較癖」というもの。

「他者」という視点を自分の評価軸の中に入れることで、よりいっそう「最高の結果」を求める気持ちに火をつけるので気を付けましょう。

忘れてはいけないのは、「自分は望んでやっていて、最高に楽しい!」という「満足感」なのです!!

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